C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ポタ赤オートガイド化その2

ポタ赤での135mmレンズでは、追尾精度が追い付かず星流れ気味になってしまう。バランスシャフトでのウェイトの掛け方が良くないのかと言う疑問もあるので、ベランダでテストしてみた。ベランダでは北極星は見えないため、極軸合わせはpHD2のドリアトアライメントで合わせた。ドリフトアライメントは、方位→高度の順で2回繰り返して調整した結果、DEC側ズレが起こらない程度になった。QBPフィルターで光害カットし、ISO400で露光撮影5分として撮影し比較してみた。(カメラはNikon D5100, ガイドカメラASI120MM)
①オートガイド撮影
右の写真は、オートガイドで10分間様子
を見てDEC側ズレが無い事を確認し、そ
の後5分露光したもので、星は流れてい
ない。良好な追尾精度になっていること
が確認できた。1回目と2回目で写野方向
を変えてみた。


②オートガイド無し
上記後ガイドカメラを外し、追尾の精度
がバランスシャフトでのモーメントの掛け
方で差が出るかどうかを確かめてみた。
RA軸の回転が重くなるモーメントと逆の
2通りとしたが、大差なくどちらも星は流
れた。(カメラの写野方向も変えているた
め、星の流れる方向も変化)

③バランスシャフト無し
撮影方向によってはバランスシャフトが無いと困ることも
あるが、止めたらどうなるかを確かめてみた。
結果はバランスシャフトありと大差ない。

以上から135mmレンズでの撮影ではオートガイドが必須
となった。ただ露光2分以下なら星の楕円度も小さいので
PC忘れたらその選択もある。