C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

いて座~わし座の天の川とPixelMath背景補正

さそり座を入れた天の川は、面の木だと低高度でのカブリで処理が大変なため、いて座から上の方の写野で撮る事にした。それでもカブリは結構でるし、85mmレンズに比べたら24mmレンズだとF4まで絞っても周辺減光は目立つ。今回カブリ補正ではABEではなく、PixelMathを使った。また周辺減光も同様にPixelMathを使って4次曲面マスク画像を作図して補正した。下の写真はこうした背景補正方法で処理したもの。

撮影日時 : 2022.04.09 AM03:30~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場 
機材 : 単焦点 コシナ24mm F4 + Canon KissX6i (HEUIB)、ポタ赤 PanHead
撮影条件 : ISO3200, 3分×20枚、総露光時間 60分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC

参考) PixelMathを使った背景補正
左列 → 上は補正前の元画像(Integration後でStretchなし)、中央はPixelMathでのカブリ補正後、下はPixelMathでの4次曲面マスク画像を使って補正した画像。
右列 → 上はABEでの背景画像でその下のPixelMath補正と比較してみた。中央はPixelMathカブリ補正用画像、下は4次曲面マスク画像
上記のカブリと周辺減光補正だけでは背景補正はまだ不足で、特に右下と左下は色カブリがある。これらはグラデーションマスクで色別の輝度補正が必要だ。
24mmレンズでもPixelMathスクリプト使った補正が通用する事が分かった。