銀河が大小4つ並んでいて様になるので撮ってみたが、距離を調べたら左の2つは7500万光年、右の2つは1.2億光年とかなり離れている。一番明るい銀河はNGC4666、その右の小さい渦巻銀河はNGC4653。
NGC4666では頻繁なスター誕生での激しい恒星風や、超新星爆発(直近60年間で3回)での爆風があり、可視光では見えないがX線ではその激しさが分かるらしい。
撮影日時2024/5/9 PM21:20~: 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : FC100+ QHY183Mカメラ + ASI LRGBフィルター
EQ6Pro + ASI120M miniガイドカメラ + PHD2(APT撮影)
撮影条件 : -15℃, L :1bin 10分×6枚、RGB : 2bin 各5分×3枚、総露光時間 105分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC, GraXpert
◆赤道儀方位調整ボルトが壊れた◆
この夜GPD赤道儀の方位調整ボルトの1本がつまみ部分で壊れてしまい、方位調整がやれないかもと危惧したが、時間はかかったものの手回し調整で何とか凌げた。翌日ボルトの残り1本も確かめたら、つまみの内側のボルト固定部が既に割れていて風前の灯状態だと分かった。ボルト固定部は樹脂であり、イモネジが緩んで無理に回すと簡単に割れてしまうが、その使い方になっていた。ボルトのネジ仕様は標準のM8なので、長めのM8ボルトとM8用ノブの組合せで代用できる。後はボルト先端が平坦で三脚側の方位支点との当りが良くないため、先端をヤスリで丸く加工した。