月の写真はグレーススケール調が多いのですが、眼視でも天頂近くではまさにグレーススケールであり、写真では色を強調してしまうとどうも綺麗に見えずカラーでの強調はしない方が無難となります。
ところがRGBでのカラー強調ではなく彩度を上げてみると、岩石惑星風の色合いが出てきます。明るくて埋もれていた色がほのかに出てくるのです。月の色はこちらの方が本当ではないかと。
月の画像データのカラー現像ではステライメージはイマイチなので、Photoshopを使います。カラー現像前に細かい設定ができるので、この時点で彩度UPで少し岩石惑星風になってきます。シャープ感を出す処理はRegistaxで行います。流石にRegistaxに適いません。下の写真は4月13日の月齢16です。
撮影日時 : 2017.04.13, 23:40~ 場所 : 自宅ベランダ
機材 : FC125直焦(1000,F8)、EQ6PRO
Kiss X6i (IR改造、HEUIB)
撮影条件 : ISO200, 1/500, 20枚
画像処理 : Photoshop でコンポジット・色相・彩度強調、RegistaxでWavelet処理