6/14にやっと大赤斑を撮れる機会が来ました。大赤斑は2日に1回は廻って来るのですが、我家のベランダで撮るには結構視界の制限があるので、4日に1回くらいの頻度になります。これと晴れ確率との掛け算ですから、撮れる機会はグッと減ります。
さてこの夜は、惑星カメラはモノクロとカラーのどちらが良いのか比較してみようと
やってみました。
望遠鏡 25cm反射に5倍バーロー+1.6倍バーロー
使用カメラ モノクロ : ASI120MM、カラー : QHY5P-Ⅱ
ピクセルサイズ 800×600,fp=15
但しカラーカメラの方は暗いので、2倍ビニング
1000フレーム撮影し50%スタック。
スタック後の画像処理
ステライメージでLRGB合成とホワイトバランス補正、マルチバンドシャープ
Photoshop CCで諧調補正、特定色域の選択レイヤーで色調整
比較結果
下の写真のように大差なしでした。QHYの方が幾分クッキリに見えますが、解像度は
一緒なので、木星を同じ大きさにしたら同じような出来栄えと思います。
余談
動画処理ソフトはAutoStakkertを使っています。スタック処理はRegistaxよりかなりテキパキとこなしてくれますので、処理対象ファイルが多い場合は大変楽です。
但しAutoStakkertはRGBズレ補正やホワイトバランス補正機能はないので、結局は
RegistaxのRGB補正ツールかステライメージを使う必要はあります。
Registaxのウェブレットは今回程度の惑星写真ではイマイチで、ステライメージの
マルチバンドシャープの方が良いようです。