C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

予備のDSI-Pro-iiの復活

最近ガイドカメラでのトラブルが続いた。ASI120MMの動作が不安定になりガイドエラーを起こした。この時にQHY5Pをガイド用として初めて使って見たものの、予想外のトラブル続出で結局まともなガイドが出来なかった。①キュリブレーションステップが5と言う異様な短さ(設定変えても治らなかった)、②それが起因かどうか分からないが、PHDのRMS値は0.5近傍、③CMOS素子のピクセルサイズが小さいため、ガイド星が小さくて暗く老眼の私にはピント出しに相当な時間がかかってしまった。
これに懲りて、以前使っていたDSI-Pro-iiを復活させ、いつでも使えるようにしておこうとやってみた。
DSI-Pro-iiには、今どきのガイドカメラに標準のST4端子はないのでリレーボックスが要る。私が持っているリレーボックスはVixenSS2KなるAscom Telescopeに登録されているドライバが要る。XP時代のDSI-Pro-iiのカメラドライバとSS2Kはあるが、双方ともWindows7 64bitでは使えないので、Windows7/64bit用を探す必要がある。
Vixen SS2KドライバはAscomのホームページからダウンロードできるので手間はかからないが、DSI-Proのカメラドライバは、Autostar SuiteのEnvisageと言うソフトに含まれている。Autostar Suiteには天体ナビソフトや撮影ソフト(Envisage)が含まれているが、カメラだけ使うならEnvisageのみで十分だ。MeadeのサポートサイトにはEnvisage Win7が単独でUploadされているので、これをインストールすればカメラドライバはOKとなる。
なおリレーボックスをUSBで繋ぐにはFTDIのUSB-シリアルドライバが必要となるが、このドライバは普及しているためWindows自身が自動的にインストールしてくれる。
必要なドライバを入れてカメラとリレーボックスをPCに繋いでみてPHDで動かしてみた所、SS2KのAscom設定でつまずいた。SS2Kの示すCOMポート番号がデバイスマネージャーのCOMポートにないのだ。SS2K内のポート番号16個のうち、PCのポートの空いている番号と一致させないと行けない。ところがPCのUSB-シリアルのCOMポート番号は17で、SS2Kのポート番号内にない!! (-"-;A ...アセアセ 
ポートの番号変更なんてどうやるの?  COMプロパティの詳細設定の中にあるんですな、これが。かくして
DSI-Pro-iiもリレーボックスも動いて一安心となった。