C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おかしなスパイダー光条の原因

スパイダー光条がおかしくなった原因はどうやらスパイダー中心位置が光軸中心からズレていた為のようだ。明るい星ではスパイダーによる光条が出るが、おかしなスパイダー光条とは下の写真のように、片側の光条が二重になっている状態。
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初めての経験ではなく以前は斜鏡回転位置を修正して直った。今回は斜鏡回転をちょっと修正しても治らなかったため、スパイダー位置を調べ直した。ホームセンターで買った透明樹脂板を加工してちょっとした冶具を作った。次の写真は鏡筒先端のスパイダー前にその樹脂板冶具を当ててみた所。
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樹脂板には中心線を描いて、この中心線をスパイダー固定ネジ位置(黄色テープの所)に合わせた。この中心と斜鏡の引きネジ中心のズレを見ると、凡そ1mm程度ズレていた。この程度ではコリメートアイピースでは分からないので気づかなかったが、スパイダー固定ネジを、何かの時に何気なくチョイ締めをやってしまったようだ。
この冶具を使ってやっとまともなスパイダー中心が設定できたが、スパイダーを改めて眺めてみると直線ではなく並打っている。この波うちもクッキリスパイダー光条の阻害要因らしいので、スパイダー隠し処方をされている方もいるようで、この際私もやってみようと思う。