C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

LBN,LDNの分布

メルカトル図法でLBNやLDNの分布を先ずは描いてみることにした。LBNやLDNは銀河ディスクにある天体なので、ディスクから離れた星座には少ないことは推測できる。その分布を見て次はいよいよ正距方位でとなる。
先に作った星図では、赤経赤緯も計算や座標へのプロットが楽な10進法の度単位にしてしまった。しかし赤経はやはり時分秒単位でないとピンとこないので、今回は赤経は時分秒単位に戻した。
LBN天体数は1125個あり、うちNGC・IC・Sh2番号と重なるものが387個含まれている。一方LDN天体数は1802個となっている。できたマップを見てみると、あれ?? 緯度-30度以下にデータがない!! Webサイト情報でのLBN,LDNの登録数は上記と一致していたので、私のプロットミスではないと確認できた。Sh2カタログも同様に-30度以南のデータはない。対象天体はあるがカタログ化されていないので単に観測できなかったに過ぎないようだ。
<LBN,LDNマップ>
凡例は右下を参照。LBN(明るい星雲)とLDN(暗い星雲)は色で分けた。
なおヒッパルコス星表
の恒星数は膨大で12万個もあるが、ここではlite_majorの
3200個のみ使用した。
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