C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おおぐま座のLBN

光星雲なしで分子雲の領域でもLBN・LDNがスッキリ特定できるか怪しいと分かってきたので、淡い分子雲が広がる おおぐま座のM81,M82銀河近傍はどうだろうかと調べてみた。

分子雲が目立つように星々を消してグレーススケールに変換したので、分子雲の形や広がりはデフォルメされて見える。そしてLBN,LDNを表示してみると、あれれ? と疑問が湧いてくる。LDNはひとつもなくてLBNのみとなっている。これで明るい??
更に番号が付いてもよさそうな箇所には
青の ? マークを付けてみた。なぜ番号がないのか。Lynds氏のLDN論文は1962年, LBNは1965年とあり、当時のカメラ技術でのデータが元になっていることを思えば宣なるかなだ。
と云う事でLBN,LDNカタログの有用な範囲にも限りがあると分かってきた。

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