8年前くらい前にVC200Lを使って初めてアンテナ銀河を撮影し、F9と云う事もあってアンテナ部分は殆ど写らず惨敗した記憶がある。今回は望遠鏡F5.3とQHY178Mの組み合わせでどの程度写るか期待しつつやってみた。
最初の10分露光L画像を見ると、「おぉアンテナが写ってる!!」。しかし3時間強撮影した画像を処理してみると淡いこと。一方銀河中心部は明るいだけでなく、それほど強調しなくてもかなり色鮮やかになった。ハッブル望遠鏡などの写真でカラフルだとは知っていたが、自分の撮った写真でもこれほど色鮮やかになるとは予想外だった。
益々銀河撮影が面白くなってきた。次の新月期にはあれとこれと・・・
益々銀河撮影が面白くなってきた。次の新月期にはあれとこれと・・・
撮影日時 : 201903.08 PM23:30~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材 : FC125+FC35(F5.3,660mm) + QHY178Mカメラ + Badaa LRGBフィルター
EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃, gain 10,offset 0
L:1bin 10分×15枚, RGB:2bin 各5分×3枚, 総露光時間195分
画像処理 : ステライメージ8, photoshop CC
QHY178のダーク減算
QHY178はアンプノイズが結構あって、マニュアルではダーク減算で消せると書
いてあるが、ライト画像と同一温度・露光時間のダークで引いても完全には消せ
ない。バラツキもあって結構ノイズが残る場合が多い。
対処するには、2倍や2.25倍乗算のダークファイルを用意し、ダーク減算結果を
見てどのダークを使うか決めてから処理するとかなり改善できた。
1工程増えるが淡い星雲の画像処理では必須になる。