手持ちの機材では木星細部模様は撮れないものの、QHY178でどうなるかやってみようと撮ってみた。以前惑星撮影に使ったカメラASI120MMのピクセルサイズ3.75μmに対して、QHY178Mは2.4μmと少し小さいので、1.6倍ほど拡大率が上げられる。ASI120での3.2倍がQHY178では約5倍となるので、5倍バーローレンズを使った拡大撮影となる。惑星撮影では大気補正デバイスを使うのが一般的になってきたが、滅多にしか惑星撮影はやらないので買う気にならない。
滅多にしかやらない惑星撮影では大気安定時刻に運よく当たるかどうかがカギなのだが、この撮影2時間ほどの間も大気のボヨンボヨンは収まらなかった。PCの惑星撮影ソフトのプレビュー画面の木星を見ているとボヨンボヨンの効果が面白い。特に青のフィルターでは木星の縞模様が2本色濃く出るため、これが動くので何かの動物の口の動きのようになる。話しかけているような・・・・♪
撮影日時 : 2019.05.22 PM23:30~ 撮影場所 : ベランダ
機材 : TS25cm反射(F4,1000mm) + 5倍バーローレンズ(Explore Scienctific)
+ QHY178Mカメラ + Baada LRGBフィルター
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃, 1528x1024ピクセル
L : シャッタースピード5.5ms,RGB : 12.7ms 共に gain=37, offset=123
L : 400フレーム, RGB:各300フレーム撮影
画像処理 : AutoStakkart3で75%スタック
ステライメージ8 でカラー合成とスマートマルチシャープ処理
Photoshop CCで色調・階調を補正