C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

LBN743,762 <Aries>

おひつじ座の分子雲は銀河ディスクから離れかけた所にあるが、ペガスス座の集積光束星雲と同様なのか、それとも隣のおうし座の延長なのか??この分子雲領域の目印星をファインターで探したが、はっきり見えずなかなか写野が定まらない。以前は4等星程度ならこ…

NGC708銀河群 <Andromeda>

中央の大きな楕円銀河はNGC708でこの銀河群の親分格だ。写野内のそこそこ大きい銀河は全部このグループのメンバーだと。当初ステラナビで調べた時には、写野内に明るそうな銀河が並んでいるのでヒクソンかと思ったが違っていた。予想以上にどれも黄色っぽく…

NGC1333付近

夜9時過ぎには曇るかもしれない予報の中、外れてくれんかいなと淡い期待で出かけた。天狗棚辺りには雪が薄っすらと残っていて数日前に降ったようだ。天気は勿体ないくらい良かったものの、写野位置はミスるし、F4.5での露光3時間ではここの分子雲は淡過ぎた…

プレアデス星団 M45

夜露が酷くてメインの25cm反射は斜鏡が結露して使えなくなり、撮影予定の銀河が撮れずガックリ。いつものドライエア用のポンプが何と故障していてウンともスンともだ。6年間くらいは使っていたので、良く持った方だ。フードがあれば良かったが、残念ながら持…

Sh2-202 <Cassiopeia>

Sh2-202は薄々なのでLRGBでは写りそうになく、Hαフィルターを使う事で何とかそれらしく星雲は撮れた。しかしRGBでは星雲は殆ど写らず、星雲があるのかさえ分からないありさまだ。Hαの画像をマスクに使って星雲強調したが何ともノイジーとなり、PixInsjghtで…

135mmレンズでの雲中NGC1514

マミヤレンズの中心写野に合わせて135mm+デジ一眼でも撮影したもので、ほほ天頂近くになってからの撮影開始となったので、背景の色ムラはグンと減った。NGC1514は流石にどこなのか分かり難いが、写野中心やや下にある明るい水色なので、何とか星とは区別でき…

おうし座の雲中NGC1514

おうし座には明るい惑星状星雲NGC1514があるが、250mmレンズでは流石に小さ過ぎる。雲中の惑星状星雲ではどうなるかと始めてみた。試写してみるとNGC1514は明るく写っていて結構目立った。行けるかもと踏んだが、処理してみるとそうでみなかった。写真の中央…

NGC691 & Arp31(IC167) <Aleis>

写真左の銀河は腕が異様に広がっているのが特徴で、そのため特異銀河Arp番号も付いている。Arp31の腕からは数本のか細い腕が出ているように見える。Arp31の左上にある黄橙の楕円状の銀河NGC694と遠い昔にすれ違って腕が変形したらしい。右側の大きな銀河NGC6…

135mmでのvdB158

前記事のvdB158撮影の時に、135mm+デジ一眼を赤道儀に同架させて同じ領域を同時に撮ってみた。vdB158周囲にも淡い分子雲らしきものは写っていたが、vdB158以外はかなり淡く、更に撮ってみたくなるような対象は無さそうだ。この撮影ではピント合わせのレベル…

vdB158 <Andromeda>

アンドロメダ座は銀河だけかと思っていたら、珍しく分子雲があると知り、それではと撮ってみた。それほど淡くなくモノクロでの10分露光試写でも分かる程度で、これなら撮れそうとホッとした。vdB158以外にも分子雲は写っているので、分子雲狙いで探せばまだ…

NGC7463 <Pegasus>

やっと快晴夜となりさぞかし賑わうかと予想したが、撮影は数台にとどまり、深夜になって若者グループの観望会なのかワイワイと明け方近くまで続いていた。Arp風の捩れた青っぽい銀河NGC7463、左横の橙色銀河NGC7465は楕円銀河ながら周囲に青色のリングが見え…

Sh2-162、Sh2-160他 <Cepheus>

マミヤレンズとモノクロCMOSのQHY183カメラの組み合わせは、電動フィルターホイールを使うためバックフォーカスが合わず使った事は無かったが、改めて使う方法が無いか検討してみた。レンズとカメラの接続にニコンマウントを使う事や接続アダプターの寸法で…

Abell84(PK112-10 1) <Cepheus>

夕方まで曇っていたが夜になって晴れてきた。しかし天頂当たりの雲は行きつ戻りつでなかなかどいてくれない。機材をセットして待つ事2時間、やっと雲は東へ行ってくれた。Abell天体をSIMBADで検索しても銀河団しか出てこず、PixInsightでのImage Solverも同…

Sh2-132ライオン星雲 <Cepheus>

7月の遠征でこの星雲を狙ったものの、カメラが結露を起こして敢え無く中断となってしまった。その後カメラセンサー部の乾燥材を入れ替えて今宵の撮り直しとなった。湿度が80%を越えて鏡筒部にも夜露が結構付いたが、カメラは結露を起こさずホッとした。この…

Arp273 <Andromeda>

相互作用している銀河Arpは、形が崩れて変わった形になったり、星の形成が盛んでカラフルになったり単独の銀河よりも面白いが、銀河の大半は遠くて小さいので、我が機材で撮れるArpもそう多くない。Arp273は3億光年先ながら、そこそこの大きさでかつカラフル…

NGC7094 <Pegasus>

久々に遠征できそうな天気となって、2日前から何撮ろうかと下調べもまた楽しいひと時だ。一方撮影の方はミスをやらかして、家で画像処理してい発覚となった。一部の撮影で何とカメラのオフセット値を間違えていて、PixInsightのWBPPでエラーとなり処理不能と…

NGC5423他 <Bootes>

5月に撮影したもののボケ気味で処理する気になれず放置していた。しかしこの所撮影ネタもない事から思い直して処理を再開したが、星のスリム化をゴリゴリとやって少しはマシになった。単なる星マスクではなく、星周囲の光芒だけを減らせるようにマスクを作る…

NGC7293 ラセン星雲 <Aquarius>

日中曇りで夕方晴れだと涼しくなってくるのでベランダ撮影をやって見る気になった。撮影途中で鏡筒反転が必要になってくるので、NINAで上手く行くかどうか注目の機会となった。南中を少し過ぎた時に、反転前に撮影した画像をフレーミングに読み込むと、fits…

PixInsightでの星周囲の黒点発生原因と対処方法

天気悪過ぎて遠征もできず、ベランダ撮影もなかなか機会がない。モチベーションがドンドコ落ちてきた(*´Д`)。そこでPixInsightでの画像処理で以前から解消できていない問題に取り組んでみた。問題とはモノクロ2bin画像のWBPP処理後に、 星周囲に黒点や酷い…

Sh2-101チューリップ星雲

先日の遠征でQHY9カメラが結露を起こしてしまった。数年前にも結露してその時に乾燥材を入れ方のだが、その後全くメンテしていなかったため、起こるべくしてのようだ。乾燥材を入れ替えたが遠征でテストする機会が無く已む無くベランダでのテストとなった。…

惑星状星雲NGC6445 <Sagittarius>

NGC6445は四角形のような形に見える事でボックス星雲とも呼ばれている。そりゃ珍しいと撮ってみたが、10分露光でHaもO3も明るく写ったその形は楕円気味で、四角形にはほど遠く露光時間が不足のようだ。拡大してみると四角っぽい感じはある。 撮影日時2023/07…

LDN1235、反射星雲vdB149と150

とうとう面の木も蚊か飛び回る環境になってしまった。平地より格段に涼しいものの、撮影始めた頃には酷い湿気で、手も顔もべと付いてきて何だか気持ちが悪い。星友の1人はフェイスタオルで時折顔や手を拭いて凌いでいて、なるほどなぁーー。用意しておこう。…

メキシコ半島

暗黒星雲と赤星雲はどんな位置関係なのか分からなかったが、クローズアップで見るとその推測ができそうだ。見えている星の数が違う点に着目するとも、暗黒星雲の上は少なくて、そうでない領域は多い。単純に暗黒星雲が手前にあれば、その先の星は隠されて見…

Triple Cave <Aquila>

写真下の方の明るい星アルタイルの上側にある小さな暗黒星雲、バーナードカタログではB142,B143の番号があるが、以前目にした名称ではTriple Cavesとなっていた。背景の敷き詰めたような微光星を枯野に見立てて、そこに何やらの洞窟がある・・・と連想させて…

洞窟星雲 Sh2-155

夏至近くなので薄明開始が早い。3時ちょい過ぎには北東の空がホンノリ明るくなった。最後にHaを撮っていたが、20分で止めざるを得なくなった。洞窟星雲はなかなか綺麗に今まで綺麗に仕上がった事が無く、今回はHαも撮って星雲強調に活かそうとしたのだが、1…

反射星雲 IC5076 <Cygnus>

この反射星雲は1000mm望遠鏡使わないと冴えないくらい小さいが、528mmでどうなるか撮ってみた。処理してみると、やはり冴えんなぁーーーだった。小サイズセンサーのため星が太くなり、スリム化処理に結構な手間をかけた。PixInsightのDeconvolution(画像復元…

Sh2-129の薄っすらイカ

O3フィルター15分露光でも、ダイオウイカは写っているのか分からないくらいで、3時間弱撮ってスタックしても超薄っすらにしかならなかった。次の遠征で追加撮影だ。OSCカメラ+ナローで撮った星友さんの写真では3.5時間でもハッキリと写っていたので、レンズ…

いて座~へびつかい座

週末の久々晴天とあって、駐車場は満杯近い盛況ぶりだ。前日に機材点検とNINAでの設定手順練習をして臨んだこともあり、この夜は機材トラブルは起こらず、NINAでのトラブルも起こらず済んだ。こんなトラブル無しは珍しいくらいだ。 撮影日時2023/6/16 PM23:0…

ちょい晴れ間にバンビ

梅雨入りの翌日思いがけず晴れてきたので、NINAでの設定条件確認を兼ねてバンビの横顔を撮った。当初HOO合成画像とRGB画像を合成するつもりで撮影したものの、O3は何も写っておらずHOO合成は止めた。Ha画像はバッチシ写っていたので星雲強調用マスクとして使…

M8,M20,猫の手 <Sagittarius>

M8干潟星雲の撮影は5年ぶりとなった。写野導入と撮影をNINAでやろうと予定していたが、思わぬトラブルで手動導入かつタイマー撮影となった。EQ DirectケーブルのRJ45コネクタの爪が折れて固定できず、応急にとテープで固定してみたが、少しケーブルが動いた…