C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

Arp245(NGC2992、NGC2993) <Hydra>

写真右側がNGC2992で左側がNGC2993。両銀河の腕は繋がっているように見えるが、このペアを詳細に調査した文献にはNGC2992から星が2993へ脱出と書いてあった。星の材料も移動していて左側の銀河の中心部は星形成が盛んで綺麗だ。右側の銀河の中心部をダストレ…

Sh2-216、221 <Auriga>

今までMamiyaレンズは開放F4.5のみで撮っていたが、星が歪になるなどまずい所があり、今回F5.6に絞って撮る事にした。対象はぎょしゃ座の淡い星雲Sh2-216と221のセットで、淡過ぎる事もあって2つの写野導入だけでも結構な時間がかかってしまった。その上、IS…

PL Abell24 <Canis Minor>

遠征も終わって良く晴れた夜は、何か撮るものが無いかと探し、前に撮った事があるAbell24をもう一度となった。PixInsightがバージョンupになり、Starnetも2にバージョンアップとなっていた。Starnet2の威力は凄くて、星がほぼ消えてかなり強烈になった。前バ…

Sh2-284 <Monoceros>

L-extreamフィルターを使って撮るつもりでいたものの、持ってくるのを忘れてしまい、已む無くQBPフィルターを使って撮ったが、4時間撮影した事でそこそこ写っていたの良かった。星雲中心部では青色は余り出ずマゼンタ止まりとなったが、ガスの立体的な構造…

Arp283(NGC2798,2799) <Lynx>

NGC1999撮影後に2対象目としてArp283を撮ってみた。カメラが銀河向きではないので小さくしか写らない。相互作用中の特異銀河と言う事で、横向きの細いNGC2799がNGC2798に今にも突き刺さる合体直前かと思いきや、距離データを見たら両者は300万光年も離れてい…

NGC1999付近 <Orion>

NGC1999自体はかなり明るいものの、周囲の星雲は結構暗い。処理してみると、青の反射星雲や黄色の反射星雲もあり、濃い黒の分子雲や薄い分子雲も入り乱れてなかなかカラフルな所だ。NGC1999は写真下側で中央にある明るい青白いガスで、ガス中央で少し暗く落…

Sh2-261 <Orion>

機材セッティングでL-exyteamフィルターをカメラ側へ付けようと、パーツケースを見たら、無い!! またしてもやってしまった忘れ物!! 幸いQBPはあったので代用する事にしたが、この後撮影予定のSh2-284はQBPではちと辛い。 撮影日時2024/01/11 PM19:00~:撮影…

Sh2-310・他 <Puppis, Canis Major>

先月ポタ赤でSh2-245を撮ろうと、カメラファインダーで目印星を当てに写野を設定しようとしたが、視力低下で目印星が分からない!! 以前なら楽に写野導入できたのに。試写しても淡い星雲なので分からず、結局撮影は諦めるしかなく何とも情けなかった。この夜…

Arp94(NGC3226,3227) <Leo>

2つの銀河が合体中の所で(右側の楕円銀河NGC3226、左側の渦巻銀河NGC3227)、写真には薄っすらと銀河腕から離れた星のストリームが右斜め上に伸びて更にその先で下側へ伸びている。合体しつつ回転している事でそうなるようだ。ネットで作例を調べたら何と渦巻…

NGC1954,1957 <Lepus>

中央のNGC1954は結構変わった形で目玉風だ。左斜め下の楕円銀河NGC1957と右斜め上の横向き渦巻銀河IC2132は同じ銀河グループにあるようだ。写真では分からないがNGC1954からNGC1957の方向に星のストリームなのか腕なのか薄っすらと伸びているので、相互作用…

Sh2-221 <Auriga>

最初にSh2-216を写野導入にしたものの、もし晴れたらとの期待でSh2-221に変えたのだが、2時間半ほどで敢え無く雲が広がってお仕舞となった。露光不足でフィラメント風にはならず残念だが、青色が期待以上には写っていた。 撮影日時2024/01/08 PM21:20~:撮影…

Arp123(NGC1888,1889) <Lepus>

写真中央の銀河NGC1888が伴銀河NGC1889を飲み込みつつあるところで、大きく撮れたら突撃中のド迫力の場面となるが、我が機材では衝突中にも見えない。夜空に毛糸の帽子を放り投げたようなイメージだ。(^^♪ 因みにこの突撃ショーは9700万光年先にある劇場でと…

NGC2185 <Monoceros>

12月撮影ではL画像撮影が終わった所で雲が広がって中断となり、先日RGBを追加撮影した。カメラーの回転角合わせをやらずに撮影したため、結果的にRGBはL画像と5度近くカメラ回転角が違っていた。接眼部での回転角が良くても、反射では鏡筒回転があり、そう言…

Sh2-141,vdB65 <Auriga>

茶臼山に着いた時には既に-4℃。夜も更けてからは一段ときつくなってきた。画像処理をしている途中で、vdBの近くには分子雲らしきモヤモヤがありそうだと分かり、ネットで調べると分子雲が写っている作例もあった。我が画像ではフラットムラもあって分子雲な…

NGC3430,NGC3424,NGC3413 <Leo Minor>

先月行った車検でバッテリー交換を勧められ、後日自分で交換した。交換は以前もやっているが、今回は電源バックアップに失敗して、ナビと時計は初期設定からやる羽目になった。大した手間ではないが、ナビ設定ではハンズフリーを使う事はほぼないものの、ス…

馬頭星雲(ベランダ)

元旦夕方、我が家は11階と言う事もあって結構揺れてちょっと怖い感じだった。マンション内のエレベータも揺れを感知して停止してしまったが、幸い閉じ込めは起こらず済んだ。翌日には羽田での大惨事まがいも起こって、新年早々酷い事が続く。正月番組も何だ…

Arp184(NGC1961) <Camelopardalis>

このNGC1961は大きさ(直径)が22万光年と天の川銀河の2倍くらいあり、怪物級だそうな。また銀河腕が歪んでいるが、近くには相互作用しそうな銀河などは無いらしく、最近の研究では銀河団内のガスとの相互作用ではないかと。因みに地球からは1.7億光年で、12…

NGC253 <Sculptor>

NGC253は南低空の対象ながら地球から1100万光年と近く明るく撮りやすい。NGC253のあるちょうこくしつ座銀河群は天の川銀河のお隣さんだ。この夜は流星観望での出入りの車のライトに照射さされるのでヒヤヒヤ撮影となった。低高度のため光害カブは結構出る…

エンゼルフィッシュ星雲 In ふたご座流星群

夜半に曇るかもしれない予報でかつ平日ながら、この夜はふたご座流星観望の車が多く結構な賑わいとなった。明るい流星があると歓声が流れていつもの光景だ。エンゼルフィッシュ撮影は5分露光で36枚撮ったが、最後から2枚目の1枚だけ幸いにも明るい流星が1個…

Arp215(NGC2782) <Lynx>

変わった形の銀河腕は銀河衝突の名残だそうで、衝突相手はバラパラになって淡い銀河腕の一部になり、ウン十億年前も経過した姿なのかなぁーーー。一方ではセイファート銀河に分類された活動活発な銀河核となっていて、なるほどなぁーー。淡い腕もホンノリ写…

NGC1788 <Eridanus>

この夜は一晩中晴予報の週末であり、さぞかし面の木は賑わうかと予想したが、数台止まりでのスカスカで拍子抜けした。後からご出勤のYさんも同様に「何このガラガラは?」。珍しく機材トラブル皆無で予定の対象が全部撮れた。ハッピーな気分で帰路に就いたが…

NGC1723 & Trio NGC1721,1725,1728 <Eridanus>

腕が大きく転がっているのがNGC1723で、青っぽいリングは若い星が沢山輝いている証だ。このNGC1723と左斜め下の3つの銀河(左からNGC1728,1725,1721)はグループを形成していて、地球から1.7~2億光年の距離にある。近接しているように見えるが、銀河間の距離…

NGC678,680 <Aries>

横向きの銀河NGC678とお隣の楕円銀河NGC680のペアは地球から共に1.2億光年にあり、NGC691銀河グループに属している。(NGC691は10月24日の記事参照 )NGC680の外殻は非対称で、左の方に薄っすらと更に淡い殻が広がっているが残念ながらこの写真では写し撮れて…

LBN762 <Aries>

先日135mmレンズでのおひつじ座星雲はひどい写りだったので、望遠鏡でチャレンジしてみた。ただ撮影スタートが機材のちょいトラブルで遅くなり、今宵の本命の2対象目の撮影時間確保のため、3時間予定が2時間で打ち切りとなってしまった。2時間ではなぁーと画…

LBN743,762 <Aries>

おひつじ座の分子雲は銀河ディスクから離れかけた所にあるが、ペガスス座の集積光束星雲と同様なのか、それとも隣のおうし座の延長なのか??この分子雲領域の目印星をファインターで探したが、はっきり見えずなかなか写野が定まらない。以前は4等星程度ならこ…

NGC708銀河群 <Andromeda>

中央の大きな楕円銀河はNGC708でこの銀河群の親分格だ。写野内のそこそこ大きい銀河は全部このグループのメンバーだと。当初ステラナビで調べた時には、写野内に明るそうな銀河が並んでいるのでヒクソンかと思ったが違っていた。予想以上にどれも黄色っぽく…

NGC1333付近

夜9時過ぎには曇るかもしれない予報の中、外れてくれんかいなと淡い期待で出かけた。天狗棚辺りには雪が薄っすらと残っていて数日前に降ったようだ。天気は勿体ないくらい良かったものの、写野位置はミスるし、F4.5での露光3時間ではここの分子雲は淡過ぎた…

プレアデス星団 M45

夜露が酷くてメインの25cm反射は斜鏡が結露して使えなくなり、撮影予定の銀河が撮れずガックリ。いつものドライエア用のポンプが何と故障していてウンともスンともだ。6年間くらいは使っていたので、良く持った方だ。フードがあれば良かったが、残念ながら持…

Sh2-202 <Cassiopeia>

Sh2-202は薄々なのでLRGBでは写りそうになく、Hαフィルターを使う事で何とかそれらしく星雲は撮れた。しかしRGBでは星雲は殆ど写らず、星雲があるのかさえ分からないありさまだ。Hαの画像をマスクに使って星雲強調したが何ともノイジーとなり、PixInsjghtで…

135mmレンズでの雲中NGC1514

マミヤレンズの中心写野に合わせて135mm+デジ一眼でも撮影したもので、ほほ天頂近くになってからの撮影開始となったので、背景の色ムラはグンと減った。NGC1514は流石にどこなのか分かり難いが、写野中心やや下にある明るい水色なので、何とか星とは区別でき…