C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

りょうけん座の相互作用銀河 NGC5395,5394 (Arp84)

子持ち銀河M51と同様の相互作用中のペアで、大きい方がNGC5395で天の川銀河よりちょっと大きい。地球から1.5億光年と遠いので、我が機材では迫力ある大きさには撮れないが、青っぽい色の銀河腕と大量の塵・分子雲はありそうだ。相互作用と云うものの、お手てつないで風に見える。
この夜はセカンド機のトラブルが解消せず、成果はこの写真だけとなった。セカンド機のトラブルは今までも起こったが、この夜は赤道儀の停止とUSBデバイスの通信途絶があって、どうにも復帰叶わず撤収。

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撮影日時 : 2021.06.10 PM22:00~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : 25cm反射 + TMaxコマコレ + QHY178Mカメラ + ASI LRGBフィルター
   EQ6Pro + ASI174M-miniガイドカメラ + PHD1(オフアキガイド)
撮影条件 : -20℃, L : 1bin 10分×6, RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間120分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC

◆セカンド機のその後
赤道儀トラブル原因は、SynScanのコントロールボックス内の基盤に固定されたDCジャックがグラグラで抜け掛かっており、接続不安定を起こしていると分かった。DCジャックのピン根元の半田は溶解不足で明らかに製造時の加熱不足だ。半田付けをやり直して修理出来た。
一方USBデバイス接続不安定の方は、あれこれ調べると3つのデバイスが故障していると分かった。ガイドカメラQHY5-iiは完全に故障してウンともスンともの状態。電動フィルターホイールはホイールが回りっぱなしの故障で制御不能、USBデバイスを接続するUSBハブは電源供給用のDC/DCコンバータ(12V→5V降圧)が故障(電圧出力=0)と、酷い状況になっていた。なんてこったぁぁぁぁ('◇')ゞ
DC/DCコンバータはカーショップで見つけた自動車電源でのUSB充電アダプターに内蔵されていたものを取り出して使ったのだが、安物を使って舐めていたのが祟ったようだ。
ガイドカメラは予備を使って凌げるが、フィルターホイールの予備は無いので新品を買うしかない。同一メーカ最安値品を探した所、OPT(米国)で在庫ありが見つかったので早速注文した。1.25"用はそう高くないので有難い。