C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

さそり座~へび座星雲

低高度撮影なのでカブリが酷く、WBPでコンポした画像はウンザリするほどの背景となっていて、いつものPixel Mathスクリプトを使った背景補正だと時間が相当かかりそうだ。そこで今回はライト画像を1枚づつABEでカブリと周辺減光補正を行ってからインテグレーションをやり直してみる事にした。
先ずはライト画像1枚を使ってABEのfunction degreeは幾つが良いか、カブリと周辺減光それぞれでテストしてみた。カブリ補正ならfunction degree=1で良く、周辺減光だとfunction degreeは高次になるが、今回画像ではfunction degree=2が無難な結果となった。これで補正条件は決まるので、WBPでIntegration, Star allignmentのチェックを外し、フラット補正なしで処理すると、ノイズ処理・カラー現像(devayer)まで一気に完了した画像が得られる。devayerフォルダーの全画像をImage containerに入れ、カブリ補正条件で処理した後に周辺減光補正条件のABEを実行すると背景補正は完了する。単独処理でのStar Allignment → Image Integrationでコンポジット画像は完了する。
完全にこれで補正できた訳ではないが、Pixel Mathの背景補正は使わずに済む程度には収まった。

f:id:kenwoodyjoy:20220412165808j:plain撮影日時 : 2022.04.05 AM00:45~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場 
機材 :  単焦点 Nikkor 50mm F4 + Nikkon D5100(LPS-D1)、ポタ赤Panhead
撮影条件 : ISo1600, 5分×30枚、総露光時間 150分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC