C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

NGC1333画像の再処理

最近撮影の星友のNGC1333写真を見て、自分でも6年前に撮影して冴えない出来映えだった事を思い出し、今の画像処理ではどこまでできるか再処理してみた。
機材と撮影地
 望遠鏡 FC100+FC35 (528mm, F5.2)、カメラBitran BJ42L (400万画素) LRGB撮影
 2016年11月に段戸山牧場で4時間露光したもの。
下の画像は、当時のステライメージ7とPhotoshop CS4で処理したもので、分子雲はこれ以上強調すると荒れてしまうためこの程度が限界だった。

再処理画像
  LRGBの各コンボジットデータは当時のものを使って、各画像のフラットを補正し、PixInsightでLRGB合成・ストレッチ。その後分子雲強調、反射星雲色強調、背景強調(暗さを強調)、星色強調をやってみた。
結果は一目瞭然で、画像処理ソフトの違いが大きい。鍵はマスク作成の自由度だ。

星雲・分子雲の処理は、Starnet画像のモノクロを使って、反射星雲の高輝度部、分子雲を明るさ別に2段階の計3つに分けて作り、分子雲マスクでの邪魔な反射星雲部は減算処理で除去した。更に背景の暗部強調用に上記の分子雲マスクを反転させたマスクを作り、合計4つを作って明度・色を強調・補正した。