中古のKenkoテレプラス1.4倍が届いたので、早速ベランダで試写してみた。外観は綺麗であったものの、バヨネットがやや緩めでなおかつ回転方向のガタがある。ガタ減らしなどは後日やることにして、カメラにくっ付けてマルカリアンを写野に入れて撮ってみた。鏡筒はGinji150で直焦なら600mmであるが、テレプラスでの1.4倍で840mm, F5.6となる。
下の写真は薄雲徘徊の空でのベランダ40分露光なので、写真としては冴えない。
一見そこそこの星像ながら、拡大した画像での四隅星像は歪んでコマ収差のようになっている。上下での星の歪み程度が異なるのは上記のガタによる影響のようなので、ガタを直せばもうちよっとマシになると思われるが、足して2で割った程度になるかは??。
この撮影ではQHY5P(カラー)をガイドカメラとして初めて使ってみた。今まで200mmのガイドスコープでガイド星に困ったことは無かったが、このQHY5Pでは暗めの星はなかなか写らず、写野移動でのガイド星導入をやる羽目になった。ガイド用につかうと時間浪費になりそうだ。
中央と四隅の星像
撮影日時 : 2018.02.18 PM23:47~ 撮影場所 : ベランダ
機材 : Ginji150 + Kenkoテレプラス1.4倍 (F5.6, 840mm) + MPCCコマコレ
LPS-P2(光害カットフィルター) + Canon Kiss X6i
赤道儀SynScan On GPD + QHY5P + PHD
撮影条件 : ISO1600, 2分×20枚
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
寒くてダークデータ撮影やスカイフラット撮影も止めたので、画像処理
はノイズ処理が大半。(*´Д`)