LyndsカタログはLBN(Bright nebula)とLDN(Dark nebula)があり、それぞれ登録天体数が1125,1802ケと多い。LBNは分子雲に限らず散光星雲や反射星雲などガス状天体は全部対象にしていて、明るいものはM(メシエ)やNGC,IC番号とダブルものもある。またLDNには暗黒星雲(分子密度が高いためまっ黒に見える星雲)対象のバーナードカタログとのダブリがある。こうしたダブリ分を除いて単独登録のものはLBNで737個、LDNで1570個とかなりの量だ。数が多すぎて星座ソフトへの表示でむしろ画面が見難くなるに違いない。天体の座標値が分かればSIMBADで検索して天体番号は調べることはできる。こちらの方が簡単だ。天体座標は撮った写真を元に星図ソフトで調べないといけないが、それほど手間はかからない。
下の写真はお馴染みのバラ星雲で、月明りの下でV3フィルターを使ったらどう写るかテスト的に撮ってみたもの。10枚コンポジットでも背景はずいぶん荒れたようになっていて良くない。月無しの時にベランダで撮った方がまともに写る。月齢22の半月の明かりはまばゆく街明かりより強烈と云う事だ。セミナローフィルターは月明かりでは役に立たないと分かった。
EQ6Pro + QHY5-ii + PHD1
撮影条件 : ISO3200, 3分×10枚
画像処理 : ステライメージ8, Ptotoshop CC