C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

星図をVBAとRで作成

遠征ままならぬ天気続きなので、星図を作ってみようと始めた。先ずはRプログラミングってどんなだろうと、Webにある資料をいろいろ見てみた。Rソフトはフリーなのでまずはインストールして、資料を見ながら始めてみたが、VBAと随分違う上に出てくる演算子や使い方がなかなか頭に入らない。まともに使えるようになるには結構かかるので、一気にではなく段階的に精緻な図が描けていけばよいと思う。
Rプログラミングは元々ビッグデータの統計処理とその処理結果のグラフ化のために作られたものなので、扱うデータ量と処理スピードはExcel以上らしい。しかしLBNやLDNを星図に描く程度ならデータ量はビッグではないので、グラフ化能力に特化して使い方が分かれば良い。
Astro commonsにあった星図や星座線データを扱うには、座標値の変換やRプログラムに読み込ませるためのテキスト形式データ作成が必要になるが、こうした作業は手慣れたExcelVBAでやった方が確実で間違いない。こうした変換やテキスト出力は簡単な内容なので作成にはそれほど手間はかからない。
あれこれやってみて、取敢えずヒッパルコスの星データと星座線・星座名での星図は作れた。これにLDNやLBNを追加しても使いようがないので、領域を限定した星図にする必要はあるが、直交座標系ではなく正距図法での座標に変換しないといけないので、またひとひねりが要りそうだ。

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補足) 全天をメルカトル図法で示しているため、極側は相当ひずんだ形になる。
   星の大きさは等級で分けてある。
   星座線で360や0度をまたぐものは省略(描画は凄く厄介)