C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

Pixinsightお試し期間の成果

遠征もないのでひたすらPixinsightでの画像処理を勉強していて、Pixinsightが他の画像処理ソフトより優れていると言う処理を中心に2件ほど試しにやってみた。1件目はバックグラウンド補正=背景フラット補正の機能、2件目は画像復元=星雲の細部構造描写の機能 がどんなものか、以前の処理と比較してみた。
◆1件目・・・2年前に撮ったおうし座の分子雲で、フラットデータが全く合わず、どうにも補正できず画像処理投げ出しとなったもの。Pixinsightのフラット補正機能を使ったらどうなるか興味津々で処理を進めた。
結果は「ほぉーーー評判通り。す・ご・い」
十分な補正とは言い難いものの、投げ出し画像に比べたら雲泥の差だ。

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◆2件目・・・12月27日に投稿した記事の写真IC443(クラゲ星雲)の頭部で、星雲全体がモヤモヤでシャキっとしないので、Pixinsightの画像復元でどこまでスッキリ画像になるかは大変興味があった。結果はこちらも「ほっほぉぉーーー」だ。
星雲の細部模様が結構違う。もう1点は画像復元処理とは違うが、星雲の中間的な明るさの所も結構持ち上がていて見易くなった。これは意図したものではなく、星雲強調処理やるとPixinsightの処理だとこうなってしまう。

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寒波襲来で中々遠征できそうにないので、残りのお試し期間中にやってみたいのは、今回やれていない「星の色」。ナロー系のフィルター使った画像だとカラー合成すると星はヘンテコ色になるが、Pixinsightでこれを解消する手立てが分からない。