C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

Deconvolutionでおとめ座NGC4536

銀河写真での銀河内の星団や銀河腕の細部模様がPixInsightのDeconvolution処理をやると浮かび上がってくるが、この処理では星周囲が黒く落ち込むリンギングが簡単に起こって、安定して処理できる方法が掴めていなかった。結局darkしきい値以外はデフォルトで十分で、しきい値を変えて処理をやり直すとリンギングが収まる事は掴めた。
またリンギングが収まっても背景の荒れは出るので、次は星のボカシは抑えつつ背景荒れをならすノイズ低減処理ツールはどれが良いかとなる。Pixinsightにはノイズ低減ツールが6つもある。各ツールでの背景荒れ低減と星のボケ度合いを試してみた結果、6つのツールの中ではAtrous Wavelet Transformが最も良い画質が得られた。
下の写真は2年前撮影のものをDeconvolutionで処理した結果、銀河腕の描写の違いは以前の処理と比べて隋分違う事が実感できた。

f:id:kenwoodyjoy:20210312164743j:plain

◆下のリンクは以前の処理

kenwoodyjoy.hatenablog.com