赤道儀にカメラ+カメラレンズのセットを２台乗っけて撮影した。１台はさそりのカラフルタウン、もう１台はタウンの上にあるSh2-27とIC4592(蒼の馬頭)と少し欲張ったのだが、撮影開始にちょっと手間取った。
カラフルタウンの黄色のガスは、アンタレスによって照らされた反射星雲と思っていたが、主に鉄の1階電離ガスの輝線星雲だと。赤色超巨星の場合に内部から漏れ出てくる中性子によって外層ガス中でゆっくりとした原子核反応が進んで鉄より重たい金属もジワジワとできるのだそうだが、アンタレスでは黄色のガスが周囲に隋分広がっているので、膨らんだ外層から逃げ出したガスと言う事なのだろうか。
<3/30画像入替> アップロード画像を間違えてたため入替
撮影日時 : 2018.03.24 AM02:10～ 撮影場所:愛知県茶臼山面の木駐車場
SynScan On GPD + QHY5P + PHD
撮影条件 : ISO3200, 3分×40枚 総露光時間 120分
画像処理 : ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ8, Photoshop CC
絞りをF4にして写野周辺の星像歪みを減らすようにした所、星の歪みは
隋分改善したものの色収差が結構出た。ｺﾝﾎﾟｼﾞｯﾄ後にRGB3色分解して
RGB毎の解像度を調整し色収差を補正した。
