C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

StarNet++で残った輝星痕の処理方法

StarNet++での輝星痕がどうなるかをやってみた所、確かにそこそこ残っている。これを除去するのはPhotoshopのブラシでもやれるが、CC 2019から登場した「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使った方が綺麗になる。
<元画像>
例題に使った画像は今年1月に撮影した星雲内に輝星のあるSh2-308星雲。
LRGB+OⅢフィルターで撮影し、OⅢでの画像は星雲強調用のマスク画像として使った。LRGB画像には星雲は殆ど見えないが、OⅢではよく写る。このOⅢ画像をLやRGBの合成に使うと星と星雲のバランスが崩れるので、OⅢ画像はマスク用に使った方が無難だ。
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<OⅢ画像のStarNet++処理とPhotoshopの活用>
OⅢ画像をStarNet++で処理しても星雲内の輝星痕は目立つ。これを除去するには
Photoshopのコピースタンプか修復ブラシを使うのが手っ取り早い。しかしCC 2019から「コンテンツに応じた塗りつぶし」が新たに追加されていて、これを使うと割と綺麗に処理してくれる。特に星雲内の輝星痕の処理部分には星雲が仮想的に補正されて描写されている。このツールは他にも使い道がありそうだ。
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<参考 : Photoshop CC 2019の「コンテンツに応じた塗りつぶし」の手順>
塗りつぶしたい領域を楕円形ツールや投げ縄ツールで選択し、「編集」メニューで
コンテンツに応じた塗りつぶし...」を選択すればOK。
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