2024-01-01から1年間の記事一覧
視力低下でカメラのファインダーでの写野探しに手を焼いているので、解消しようといろいろ調べた結果、結局自作となった。<調べてみた結果>(1)マグニファイヤー 写野中心部を拡大して星は見易くなるものの、写野が狭すぎるのが欠点で、写野中心に目印星があ…
こぎつね座は小さい星雲が飛び飛びに並んでいて、天の川の星々を背景に暗黒帯もあり、赤と黒の星雲のコントラストが面白いかもと狙った。カメラファインダーでの写野合わせに四苦八苦し、更にレンズヒーターのスイッチ入れ忘れで2時間撮影分が全滅してしまっ…
惑星状星雲の大きさは、撮影の関係で視直径データは調べるものの、実際の大きさはどんなだろうか考えた事もなかった。Abell62の大きさを距離データと視直径を元に推測すると約1.5光年となり、ラセン星雲(長径サイズで5.8光年)の約1/4の大きさだ。追々調べて…
LDN1082は写真右の縮れた黒紐風の分子雲。左の銀河はNGC6946で結構大きい。昨年シーズンオフで撮り逃したので、早々に狙ってみた。露光5時間を予定していたものの、撮影地の北東側には電線の鉄塔が邪魔で暫く待つことになり、結局4時間露光が精一杯となった…
HCG68は5つの銀河で構成されていて、比較的大きな渦巻銀河と2つの明るい黄橙の銀河の3つが寄り集まっていて、残り小さい2つはちょっと離れている、ように見える。そこで距離をSIMBADで知らべてみたら、どれも地球からの距離はほぼ同じで大きさが見た目通りの…
銀河シーズンは終わり、撮影対象を惑星状星雲ならどうなるかと視直径が約1分以上の条件で、今まで撮っていない惑星状星雲のリストを作ってみた。先ずはここ半年で狙えそうなものに絞った所、多い順から Abell :20個、M・NGC・IC:18個、Sh2 : 6個、PK : 2個 …
カメラレンズでの撮影は最近めっきり減ったが、さそり座近辺はそろそろ撮らないとシーズンオフになってしまうので、久々にポタ赤登場となった。カブリ除去ではGraXpertでの処理が優れていて、最近バージョン更新となり処理のレベルが更に向上していて大変有…
尻尾の出ている方はNGC6621。地球から2.9億光年と遠いため小さくしか写らず細部が分からない。尻尾は相互作用で腕の一部が引き寄せられたように見えるが、この後はアンテナ銀河のように尻尾は離れていくのだろうか? ハッブル撮影の写真では中心部や尻尾の状…
明るい黄橙色の銀河NGC5689から右へNGC5693,5700と続く。左端の少し捩れた銀河はNGC5682。NGC5700の右斜め下辺りに薄っすらと銀河団ACO1948の銀河が数個写っている。更に小さい銀河が数個あるはずだが、暗過ぎて写っていない。もうちょっと写って少し華やか…
銀河が大小4つ並んでいて様になるので撮ってみたが、距離を調べたら左の2つは7500万光年、右の2つは1.2億光年とかなり離れている。一番明るい銀河はNGC4666、その右の小さい渦巻銀河はNGC4653。NGC4666では頻繁なスター誕生での激しい恒星風や、超新星爆発(…
Arp199は小さくしか写らずやはり冴えんかった。色だけでも綺麗に出せたらと期待したがそもそも低解像では如何ともだ。Arp199の距離は2~3億光年かと予想していたら、半分の1.4億光年となっていた。近くの大きくて明るい銀河NGC5557(4月15日の記事参照)と大差…
この銀河はウネウネ腕が際立っていて、出来立ての若い星が多い事で青っぽい。ウネウネは150万光年くらい離れた楕円銀河の影響とあった。今宵は風無しの好条件でトラブルも少なく順調に撮影できた・・・と思いきや、家に帰ってデータ見たら、Gフィルターの画…
地球から5100光年とあって、背景となるはくちょう座辺りの銀河腕との関係はどうなのかと調べてみたら、天の川の腕の最新情報なる記事がやたらと目に付いた。主要な所は、天の川銀河の腕はこれまでの4本説ではなく2本の主要腕がぐるりと取り囲んでいる描像に…
この不規則銀河は明るくて青い星団が多く、我がF8機材でも撮れるはずだとやってみたが、期待したほどはカラフルにならず失敗。この撮影ではGPDのDEC側ガイド不調が多くて星飛びが頻発し、星飛びは普通なら画像は没だが、BurXteminatorにはガイド不良の画像を…
NASAの記事では、尾のできた原因は中央のPGC57129の右やや下にある小さく細長い明るい銀河(PGC2502068)とすれ違った際の潮汐力で星やガス・塵がはぎとられてできたとあった。相手銀河のサイズも分からないので、尾はどちらの銀河のものかは不明だ。この日は…
当初はおとめ座の銀河を撮る予定にしていたが、南側の空には雲が居座り続けていて撮れない。已む無く雲の無いりゅう座のNGC5907にしたが、機材の関係でNGC5907しか写野に入らない。広い写野に銀河1個の寂しい写真だ。と言う事でQHY178で撮ったらのサイズにト…
左のエッジオンNGC3917は距離4200万光年で、右の銀河NGC3953よりも700万光年手前にある。そうやって見ると右の銀河は大きいそうだが、調べたら直径9万光年で天の川銀河と似たようなサイズだった。左のエッジオンがどちらかと言えば小型のようだ。薄雲中の撮…
この夜は薄雲がずーーーーと掛かり続けていて、撮った画像の背景はやや荒れ気味となった。まともな写真になるか不安だったが、処理してみるとそう悪くなくホッとした。2つの銀河間を繋ぐ星の帯とカラフル銀河は印象的だ。帯の長さはWikiでは2.2万光年と書い…
大きな明るい銀河NGC4666を撮影候補にしたのは、Super Windが特徴だと書いた記事が出ていたので、撮ってみよう!! 中央付近の赤色が強いのでこれか? と思ったが、全然違った。Super Windはおおぐま座のM82が有名だが、NGC4666のSuper Windは可視光では見えず…
写真右のエッジオンはNGC5529、左上は合体中の銀河ペアArp199(NGC5544,5545)、左下の楕円銀河はNGC5557。Arp199(NGC5544,5545)が本来撮りたかった対象で、風穏やかにな夜に改めてチャレンジだ。因みにこの3つの距離データ調べてみたら、3つとも1.3~1.4億光…
Arp286での特徴は何と言っても、上に位置するNGC5560の捩れた形と青色の強いディスクに赤橙バルジで、色コントラストが印象的だ。この3つの銀河の空間的な位置関係はどうなのか。SIMBADでのデータからは、中央の横たわった銀河NGC5566が一番手前にあり、捩れ…
NGC4654(写真左)とNGC4636(右)のペアなら多少大きく撮れるかもとやってみたが、やはり小さく60%サイズで切り取った。NGC4654は赤茶色が強くダストの量が多そうで、大きく撮れたら渦巻きの様子もメリハリがあって面白そうだ。NGC4654の渦巻腕の左側は乱れてい…
1対象目に続いて2対象目の自動導入でもすったもんだとなった。当初別のNGC銀河を撮るため自動導入を始めたものの、写野導入がいつまで経っても終わらず先に進めない。赤道儀のバックラッシュが大きい事が原因かもしれない。対象をM88に切り替えて何とか導入…
変わった形の銀河腕が特徴で大昔の銀河合体の名残らしい。もう一つの特徴は直近20年間で超新星爆発が2回も観測されたとか。では銀河合体で超新星爆発は起き易いかとグクってみたら、生成AIの文章では否定的で「銀河合体で超新星爆発が起き易くなることはない…
2つのやや大きめの銀河NGC3705(左側)とNGC3692(右側)、下の方に群れた銀河を入れても地味な一画だが、この写野出しに思の他時間がかかった。写野を狙った配置にする上でカメラ回転は今何処を向いているのか、APTにはそれを教えてくれる機能は全く無い。この…
撮影開始して1時間くらいは、望遠鏡が風で降られて撮ったデータはほぼ全滅となってしまった。鏡筒先端のフードを外した所振れ幅はドンと減り、もっと早くからフードを外せば良かった訳で、何とも勿体ない事をした。2つの銀河は1.3億光年の距離にあるが、どち…
明るい橙色の銀河がNGC3619、右上の横向き銀河はNGC3625で、当初NGC3619は外層殻のあるレンズ状銀河かと思い撮ってみたのだが、スローンデジタルサーベイで撮影された画像を見ると、外層殻ではなく銀河の腕のようだ。レンズ状になりつつある老年の渦巻銀河と…
数日前に面の木で撮ったデータのうち、どういう訳かBフィルターでの画像が全滅となった。ヘッダーデータ見ても異常はないが、5分露光のはずが1~2分露光のレベルで、諧調値が異様に低い。カラー合成もできないので撮り直す以外になく、この夜はBフィルターの…
いつもの面の木は風が強くて無理のため、久し振りに元気村での撮影となった。細長銀河とエッジオン2つ(左からNGC4222、4216,4206)が並んで、そこそこの大きさでなかなか様になる。この中央の銀河NGC4216で今年1月に超新星が発見されたとネット記事で見かけた…
写野内にエッジオン・フェイスオンや楕円銀河があって賑やかなので撮ってみた。NGC4365は写真上側の大きな楕円銀河、最下端にある銀河がNGC4343で、この領域を長時間撮影した作品ではNGC4365からNGC4343近くまで伸びたストリームが写っていた。ストリームシ…