宿題の惑星状星雲を何とか撮らなきゃと、9月からベランダや遠征でラセン星雲NGC7293を何度か狙ったものの、天候に阻まれてとうとう撮影チャンスが無くなってしまった。代わりのM27アレイ星雲もシーズンオフで結構西寄りだがまだ何とか撮れ..る。しかしこの夜の月没は21:10だったため、RGBでの撮影は諦めてナローバンドフィルターを使って撮影を行った。
市街地でのナローバンド撮影は、流石に背景が荒れて出来の良い写真が撮れた試しがないが、今回初めて遠征でナローバンド撮影をやってみて、光害の無いかつ月没間近の空で撮ると隋分違うなと実感できた。
ナローバンドでのカラー合成方法は云わば好き勝手であり、あれこれ試してみてカラー合成画像をHOS(HαをR、OⅢをG、S2をBに割当て)とHOO(HαをR、OⅢをGとBへ割当て)の2つを作り、それぞれ色彩補正を使って星雲と星色を整えてから加算平均コンポした。Photoshopで仕上げ、星雲の色はRGBで撮影された画像に近い感じになった。
機材 : UNC25410(TS社25cm反射)+2korr(レデューサ) (730mm, F3)
Bitran BJ42L(冷却温度-15℃)、Badaa 7nmフィルター(Hα、OⅢ、S2)
撮影条件 : 各フィルター 10分×4枚 露光時間計 120分
画像処理 : ステライメージ8でカラー合成、カー色彩補正
Photoshop CCで仕上げ
