C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ソフトフィルターのLEE-No3で撮ったら・・・

先日冬のダイアモンドを撮ってみたものの、星雲だけがやたら目立ってダイアモンドの星達はさっぱり目立たない写真だった。これを何とかしないと・・・

星景写真ではソフトフィルターを使う例は多いが、Samyanの14mmはレンズ前にフィルターを付けるのは無理だ。Webで調べてみると、レンズのお尻(カメラマウント側)に細工して付けている方がいた。早速LEE No3(角型フィルムシート)を買ってレンズ後端用に改造してみた。改造と言ってもスチレンボードを2.5mm厚のリング状にカットして片面に丸くカットしたLEEフィルターを貼り付け、これをカメラマウント部にテープで固定するだけの簡単なもの。直ぐ外せるので気は軽い。

輝星はホンワカ肥大化して目立ち、暗めの星はボケずに写るので、下の写真でもカシオペアのW字はすぐ分かる。赤い星雲は今回は強調せずにやってみたが、この程度の方が良いように見える。
さてソフトフィルターでの画像は最初はイイ感じと思ったものの、いざ処理してみると困ったのはフラット補正。広角レンズのフラットフレーム撮影は単純では無さそうだが、少しでもマシな写真にするにはフラットは補正はやった方が良いので、フラット撮影方法を調べてみようと思う。
下の写真ではステライメージとPhotoshopでフラット補正したがレンズ固有のフラットは不明なのでいい加減補正となったし、カブリも取り過ぎたかも。

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撮影日時 : 2017.11.09 pm19:31~ 撮影場所 :愛知県茶臼山面の木
機材       : Samyan 14mm F2.8→F4 + Canon Kiss X6i(HEUIB)
                ポータブル赤道儀PanHead
撮影条件 : ISO1600, 3分×10枚
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC