C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

やっと銀河NGC4725

2月唯一の遠征でやっと銀河撮影ができた。それと車の振動での光軸ズレを防止するため望遠鏡バッグの底に厚い防振パッドを入れた効果で光軸ズレはなく、機材設置が順調にできたのは一歩前進。(^^V

NGC4725はかみのけ座のほぼ中央くらいの位置にあり、撮影開始時刻が月没後の深夜1時近くだったため高度は60度くらいになっていた。赤道儀反転しての撮影継続はやりたくなかったので、露光は2時間半と決めて撮影を開始。
写真の一番明るい銀河がNGC4725、右上の暗い銀河はNGC4712、下のヘンテコな形の銀河はNGC4747で合体中で捩れているのでしょう。
撮影で課題となったのは、ガイド中の赤緯側の振れが大きくガイドカメラの向きを修正して振れは小さくなったものの、RMS値が0.5に近くとなって極軸精度が良くない。撮った画像には影響が出ていないのでそのまま続行したが、極軸望遠鏡はもう6年間何もチェックしていなかった。今度やっておこう。
撮影の終わった頃には夏の天の川が結構な高さで見えてきた。レンズとデジ一眼を持ってこなかったのが悔やまれた。

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撮影日時 : 2018.02.23 AM00:45~ 撮影場所 : 愛知県段戸山牧場
機材       : UNC25410(25cm反射,F4,1000mm) + MPCC(コマコケクター)
      + QHY9(カメラ) + CWF2(フィルターホイール) + Optlong LRGBフィルター
     赤道儀 EQ6Pro + Orion OAG + QHY5-Ⅱ(ガイドカメラ) + PHD
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃, Gain 12, Offset 112
               L:10分×9枚、RGB :各10分×2枚  総露光時間計 150分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
               今回のフラットデータはELパネルでの自宅撮影データを使用