C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ケフェウス座のSh2-132星雲

月齢11.2と明るいが、快晴の一夜で何もしないのは勿体ない。
ケフェウスの対象で撮れるのも今宵が今年は最後だろうと云う事で、Sh2-132に望遠鏡を向けた。Hαでは星雲は写っていたがOⅢやSⅡでは微かだ。写真の下側方向にはOⅢ主体の星雲があるとWeb情報にあったが、撮ってみたら殆ど写っておらず、何だか嘘っぽい。尤も街中での撮影だとフラット補正で簡単に消えてしまう程度のものかもしれない。
赤道儀のアライメントを始めた直後に赤道儀が突如停止し、調べてみるとバッテリからの電源ケーブル中にあるヒューズが飛んでいた。およっ! ヒューズが飛ぶほど大きな電流でも流れたかとドキっとしたが、ヒューズについて調べてみたら、"あり得る"と分かってホッとした。ヒューズの溶ける部分(可溶体)は、モータの駆動開始時などに一時的にやや大きな電流が流れるが、この時に可溶体がブルンと振動するようだ。溶けなくても振動の繰り返しで疲労破壊することもあるようで、ケーブルはもう7年も使っているので寿命となったようだ。
<10/23画像入れ替え>・・OⅢ・SⅡを強調して再合成した結果、星雲の明るい部分
は赤一辺倒ではなくなった。ちなみにハッブルバレットは話にならなかった。

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撮影日時 : 2018.10.20 PM22:40~ 撮影場所 : ベランダ
機材       : TS社25cm反射+2korr (F2.9, 730mm) + QHY9カメラ
      EQ6Pro + QHY5 +PHD1 (オフアキガイド)
撮影条件 : カメラ冷却温度-15℃
               Hα,OⅢ,SⅡ ビニングなし 各10分×6枚 総露光時間180分
画像処理 : ステライメージ8で HOS合成, Photoshp CC