C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

スバルM45と隣の逆さ鳥LBN777

スバル近傍の分子雲を狙っての撮影で、途中で天頂を隋分過ぎたため赤道儀を反転させて撮影続行し、予定の時間で撮影終了した。

この画像処理で、赤道儀反転までの34枚と反転後の11枚でとんでもない違いが出た。34枚と11枚をそれぞれコンポジットした後、2つを更にコンポジットしてみると写野の端の方で星位置が一致しない。あれこれやってみても、星位置がどうやって合わない。どうやらレンズの傾きが主要因なのだが、ピント位置が写野左右でズレているため、カメラを180度回転させたことでレンズ中心から写野端までの写野サイズが左右で違ってしまい、星位置は完璧に合わない画像になってしまったようだ。
尤もレンズ傾きだけでなく、カメラのスケアリングも多少狂っているので、相乗効果で酷くなったようだ。てな訳で11枚の約1時間のデータは没になってしまった。
赤道儀反転は望遠鏡+冷却CCDカメラでは良くやっていて今までこんな問題に出逢ったことは無いが、このレンズで初めて経験した。
画像処理してみると、2.5時間データでもチャンと撮れていたので良かった。
写真の左やや下にLBN777の符号が付いた逆さになった鳥の頭が見える。
(補足)LBN:リンズさんの作った"明るい星雲"のカタログのこと

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撮影日時 : 2017.12.22 PM20:23~ 撮影場所 :愛知県茶臼山面の木
機材       : タムロンSP200マクロ(200mm, F2.8→3.2)
     + Nikon D5100 (LPS-D1:レンズマウント内)
     + SynScan Om GPD + QHY5-Ⅱ+PHD2(BackyardNikonディザリング)
撮影条件 : ISO3200, 1分×4枚、3分×4枚、5分×26枚 露光時間計 146分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC