C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2020-01-01から1年間の記事一覧

遠征でのクイッションマーク星雲中心部

先日ベランダで撮って雲に阻まれたクイッションマーク星雲の中心部を遠征で撮り直した。この夜も雲は何度も襲来してダメ画像も出て大して露光時間が伸びなかったが、先日のベランダ写真よりは赤星雲と暗黒星雲の差が大きいのと星色はRGB撮影なので当然綺麗に…

トホホのクイッションマーク星雲

晴れ予報になり面の木へ機材満載で出かけた。主砲の25cm反射でうお座Arp銀河とGinji150でAbell74を5時間露光と目論んだのだが、主砲の方はガイドカメラ不調で稼働ならずがっくり。Ginjiやポタ赤での撮影は雲行き悪化での中断で露光時間は予定より短くなった…

小型レンズ用のヒーター自作

昨年末ネット通販でレンズヒータを購入したが、24mm レンズ用には大き過ぎて使い難いので、秋雨前線の時期 に自作しようとやってみた。 右の写真は上記のヒータをフードに巻き付けた状態だが ヒータ部が幅広のためピントリング部分も覆うほどにな りピントリ…

Sh2-171の隣

カシオペア座のクイッションマーク星雲の一部を撮ってみた。良く晴れていて3時間は行けそうな予報だったのでちょっと期待したものの、残念ながら2時間も続かず終わってしまった。露光時間も短いので荒れ気味ながら、赤星雲と黒っぽい分子雲が入り混じってい…

ファインダー暗視野照明の自作

視力も衰えてきて暗い空だとファインダーの十字線が見え難い。アライメントで十字線センターに星を合わせようとしても十字線が見え難く、「センターはこの辺りかな?」となるのですんなり終わらない。短焦点ならそれでも問題ではないが、長焦点・狭視野ではカ…

二重星団とIC1805,IC1848星雲

135mmの2つの星雲はやはり小さくて迫力は無いが、二重星団のセットだとちょっと華やかだ。この撮影では、しつこい蚊の襲来と闘いながら写野決めをやっていたが、結局あちこちを食われてしまい、数日痒くて参った。段戸山てこんなに蚊がいたっけ? 次は防虫剤…

うお座 銀河NGC660

この銀河の異様な姿は10億年前に始まった2個の銀河の衝突合体によるもので、極リング銀河と呼ばれ、他にも100個くらい見つかっているようだ。うお座にはNGC660の他にもうひとつ極リング銀河NGC520があり、更にその近くには特異銀河Arp227もあって、ワクワク…

135mmレンズでのアンドロメダ銀河

予報よりだいぶ遅れて北側低空に星がちらつき始め、「おぉやっと晴れそう!!」と期待したが、雲の動きはのっそりで亀より遅い。やがて東の空から晴れ間が広がってきてやっとメインの機材をセットし、うお座銀河の撮影が開始できた。薄明開始まで2時間とそれほ…

段戸山での天の川

予報では良くないが避暑ドライブになっても仕方なしと、ダメ元で段戸山へ行ってみた。段戸山に着いた時点で既に北西側には雲が広がっていて、やがて薄雲でほぼ覆われてしまった。天頂付近の星雲撮影は諦め、雲が未だ到達していない南側の天の川を 撮ってみた…

みなみのうお座 HCG90 (NGC7173他)

HCG90は写真中央の白っぽい銀河3つと、上にちょっと離れて少し青味がかった銀河の4つからなり、中央の3つのうち2つはほぼくっ付いた状態(合体中)。ハッブル撮影の写真だと合体中の銀河の暗黒帯がクッキリなのだが、我が望遠鏡での写真では残念ながら暗黒帯は…

2回目のAbell 74、またしても失敗

6月に一度撮影したものの、露光1時間ちょいでは星雲が淡過ぎてほのかに写った程度だった。今度は4時間は撮ろうと始めると、あれこれトラブルもあって結局2時間45分しか撮影できず、またしてもかろうじて写った程度となってしまった。先回よりは星雲輪郭が出…

へび座 セイファートの6つ子銀河(HCG79) 2回目

6月にモノクロ画像2枚撮影で中断となり、やっと撮り直しの機会がやってきた。下の写真はその撮り直した6つ子銀河で、小さくて何だかなぁーだが、銀河がくっ付きそうな距離で群れているのは分かる。 この夜の面の木は暑さ凌ぎの星空観望家族やカップルが多く…

まゆ無しの「まゆ星雲」IC5146

梅雨空が終わってやっと撮影がやれた。南の空は月明かりで流石に撮影は無理なので、天頂近くを通過するまゆ星雲(IC5146)を10年ぶりに撮ってみた。撮影中に早速蚊もプーーンとやってきた。嫌な奴だ。そのうち足に食らいついた所で勝負は決まった。雲通過での…

日記風ブログでのOctoparseの使い方

もう少しで長かった梅雨も終わりそうだが、月あり時期になってしまって何ともだ。しかし8月の遠征実績は少なく1~2回が関の山で、昨年などは遠征0回と酷くて行けたら幸いと言う事になる。 先日の天体ブログ記事データ検索アプリに関連して、Webからブロク記事…

ブログ記事管理アプリができた

コメット撮影すらやれない天気には困ったものだが、暇つぶしに取り組んできたプログ記事管理アプリもやっと実用になるレベルに漕ぎついた。Windowsエクスプローラ並み検索を目指してあれこれとやってきた結果、そこそこ検索できるレベルになった。 右の画面…

検索アプリは簡単じゃない

梅雨前線の停滞で九州や岐阜が酷いことになっている。この先まだ停滞は続くような予想になっていて困ったものだ。久々の肉眼彗星(ネオワイズ)も見られず残念だ。石垣天文台で撮影した写真でのネオワイズ彗星は35mmレンズでもはっきりわかる大きさで、「ほぉ…

スクレイパーのお試し結果

前記事で書いたWebスクレイパーのOctoparse、Web scraper, Scraperの3つを試してみた。 ・Octoparse 無料版をインストールしても英語なのでビデオ のチュートリアルを見ないと操作は無理だ (有 料版は日本語バージョンあり)。半日やってみ て何とか欲しいデ…

過去記事検索の容易化(つづき)

ブログの過去記事を一発で表示させるには、ホームページから辿るのではなく過去記事のURLへ最初から入れるようにすればよい。と云う事で過去記事のURL情報が分かれば良いのでこれを見てみた。 過去記事を開いてみるとアドレスバー に記事のURLが表示されるが…

ブログ記事の管理と過去記事検索の容易化

雨で出かける事も無いので、自分の書いたブログ記事を簡単に検索できるようにしようと考えてみた。自分の場合ブログ投稿記事数はヤフー時代含めて430件近くあり、ブログ記事であの天体は以前いつごろ載せたかなどは記憶便りなので、ブログのアーカイブから探…

セイファートの6子銀河

予報では微妙な雲行きながら、先日撮り損ねた6子銀河を何とか撮りたいと面の木へ出かけた。到着した時は少し雲がある程度でこれなら撮れそうだ。機材設置して撮り始めた頃には少し雲が増えだし、更に20分後はほぼ一面の曇となって中断。待つこと1時間後には…

ケフェウス座 Sh2-132星雲

Sh2-132はHα流域とOⅢ領域が分離していているちょっと変わった星雲で、ガスのイオン化を担っている星は2個のウォルフ・ライエ星だとWikiに書いてあった。どの星だろうか。カブト星雲やバブル星雲だとガスを吹き飛ばしている中心星は分かり易いが、このSh2-132…

かすかなシャボン玉

5月30日の記事でクレセント星雲(NGC6888)の近くで近年発見されたシャボン玉星雲(PNG75.5+1.7)の事を書いた。淡いので難物ながら狙ってみた。この夜は電動フィルターホイールの故障トラブルもあって、シャボン玉撮影も1時間ほど開始が遅くなってしまった。10…

ケフェウス座 IC1396+Sh2-129

IC1396だけでは物足りないのでIC1396の東側のSh2-132とのペアにするか、OU4で有名な西側のSh2-129とのペアにするかで3分ほど検討して、Sh2-129とのペアにした。Sh2-132は後日望遠鏡で単独で撮ってみることにした。右側の星雲がIC1396、左はSh2-129。G,Bチャ…

ケフェウス座 Sh2-140星雲

夏至間近となって薄明開始もホントに早くなったと実感した。このSh2-140撮影スタートが遅過ぎて何とか露光枚数を増やしたいので、3時20分くらいまで行けるかもと期待していたものの、3時には東の空はもう薄っすらが始まり、間もなく東側の星は消えかかり慌て…

彦星とTriple cave

ポタ赤にバランスシャフトを付けた事で135mmレンズでの撮影が楽になり、今宵も使って見た。ただ極軸合わせは念入りにやらないといけない。彦星(アルタイル)近くには小さな暗黒星雲があり、これを撮ってみた。写真中央にUの字と隣のクネクネ紐に見える黒い模…

こぎつね座vdB126(LBN134)+LBN133

6つ子銀河諦めて星雲撮影に切り替え、こぎつね座のコートハンガー星団の近くにある反射星雲を狙った。写真中央の星雲の左側がvdB126(LBN134)、右の薄青の星雲がLBN133。背景の暗黒星雲が左下から右上に連なっていて、因みにこちらはLDN768~769の番号が付いて…

貴重な晴れ夜に故障とは・・・

梅雨時に予想外の晴れとなり、今宵こそへび座のセイファートの6つ子銀河を撮るんじゃーと、いつもの面の木へ出かけた。機材組み立てが済んで機器を接続してみると、電動フィルターホイールがウンともスンとも動かない。デバイスマネージャーには出ているがフ…

はくちょう座 Sh2-101 チューリップ星雲

キャッツアイ星雲を撮り終えてからカメラを換え、やっと撮れる高度に上ってきたはくちょう座のチューリップ星雲Sh2-101を撮影した。撮影を始めて1時間辺りから雲の通過が多くなり、撮影途中での中断と雲が過ぎてから再開・またまた中断を繰り返すこと約1時間…

りゅう座 NGC6543 キャッツアイ星雲(ベランダ)

天気予報では曇りなのだが、気象衛星の画像を見るとこれから晴れてきそうだ。ダメ元で久し振りに北側通路へ機材を出した。夏星雲は未だ撮れる高度にないので、りゅう座にあるキャッツアイ星雲 (NGC6543 惑星状星雲)を撮った。かなり明るい星雲なので3分露光…

へびつかい座の惑星状星雲 NGC6369 (ベランダ)

月が明るい上に薄雲がずっと漂っていて条件は酷いが、へびつかい座にあるNGC6369を狙ってみた。SharpCapでの1秒露光でもうっすら写るので結構明るい星雲だ。幽霊星雲と呼ばれているが、視直径が1.1'しかなく我が望遠鏡では小さ過ぎてその雰囲気は無い。この…