C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2021-01-01から1年間の記事一覧

いて座 Sh2-37 バンビの首飾り

梅雨に入ってから晴れた貴重な夜、前日に25cm反射望遠鏡の主鏡と斜鏡を洗浄し光軸調整も済んでいたので、光軸チェックを兼ねて何か撮ってみようと思い立った。4月にベランダからでも猫の手星雲が撮れたので、この夜はバンビの首飾りSh2-37を狙ってみることに…

古いノートPCの廃却準備

PC廃却は専門業者へ依頼するしかないので、早速ネットで探して予約した。データ消去を自分でやれば無料引き取りで、業者へデータ消去を委託すれば¥3000/台とあり3台廃却予定なので高額だ。自分で消去の場合のフリーソフトが出ていて、ダウンロードもどうぞ…

はくちょう座のサドル以南の星雲

はくちょう座のサドル以南を135mmレンズで撮ったもので、左端の明るい星サドルの周囲の星雲は明るくて大きいので目立つが、中央寄りにひと際明るい三ケ月星雲と右にはチューリップ星雲が写るのでこれがアクセントになる。撮影開始が午前3時近くになり、1時間…

や座の星雲 Sh2-82

この夜の撮影対象の2番目は当初りょうけん座のエッジオン銀河を予定していたが、晴れ開始が遅かった余波でかなり西寄りに移動してしまい撮れなくなってしまった。代わりに上ってきた天の川の中で写野に入りそうな星雲を探し、や座のSh2-82を撮る事にしたが、…

りゅう座の銀河 NGC5965,NGC5963

写真の右寄りのエッジオン銀河がNGC5965、その左側で明るい白っぽいバルジと周囲にモヤモヤの広がった銀河がNGC5963。NGC5965は大きく撮ると結構色が綺麗なのだが、この大きさでは残念ながらだ。この銀河の直径は26万光年もあり、我らの天の川銀河の倍くらい…

さそり~たて座の天の川

面の木の南側は光害が結構あるので、天の川の南部分は高い所まで登ってきた所で撮らないといけない。深夜まで待つと街明かりも減ってくるが、3分露光画像は真っ白だ。下の写真は酷いカブリのものをPixInsightのDBEで補正したが、2時間ほどAnchorと呼ばれる測…

おとめ座 銀河NGC5054,NGC5044

おとめ座の何てことない銀河、NGC5054(写真左下の渦巻)とNGC5044(中央の楕円)。元々はNGC5054は銀河腕がちょっと変わっていて撮ってみたいと思っていたが、風対策の余波で機材変更せざるを得なく、彩りを添えるべくNGC5044を入れてみたが、「何てことない銀…

おとめ座 銀河NGC5426,5427 (Arp271)

2つの銀河の上の方がNGC5427で下の方がNGC5426。NGC5426の銀河腕は5427にくっ付いているように見えるが、更に進んで合体するのかは不明らしい。当初はもっと大きな鏡筒で撮影する予定だったものの、風が強くて小さい鏡筒しか使えずどうも冴えない。大きな鏡…

カラフルタウン

135mmレンズで初めてカラフルタウンを撮ってみた。超古いこの単焦点レンズは重たいので、ポタ赤使って撮ると失敗が結構あるので時々しか使わない。更にピント合わせがちょっと甘いと星周囲には盛大赤ハロが出てしまって、今回も盛大になってしまった。Photos…

撮影ソフトでのFITSファイルヘッダー情報書込みの影響

PixInsightでの画像処理入口でつまづき、FITSファイルのヘッダー情報を自分で編集する羽目になった。同様の目に遭った人がいるか検索しても見当たらず、あれこれ調べてやっと解消方法が分かったので、顛末を残しておくことにした。いつもは撮影ソフトにQHYの…

おとめ座のエッジオントリオ NGC4216,N4206,N4222

カメラ写野内にエッジオンが3つ並んで入るので撮ってみた。写真左側で上からNGC4222、NGC4612、NGC4206。エッジオンを写野左に寄せると右側には暗めの銀河4つが入って良い構図だと思ったが、画像処理してみると、4つは暗過ぎて目立たず、構図的にナニコレと…

再度のSh2-27、IC4592と+Sh2-7

先月撮影のSh2-27+IC4592は、あいにく雲に阻まれて40分露光で終わってしまったので改めて撮り直した。今回も途中薄雲が出て20分程度の中断はあったが、2時間は露光できたので良かった。星雲自体はそこそこ強調できているが、分子雲は上手く処理できていない…

ベランダからの猫の手星雲

良く晴れた夜に勿体ないという事で、深夜まで待って今までベランダでは撮った事のない猫の手星雲を狙ってみた。写野が少し下にずれてしまった。カメラブレビューでの2bin x 10secでは星雲は写らないので明るめの星を目印にしたが、目印の星の形を勘違いして…

M104ソンブレロ銀河

この月あり時期に、遠征で起きた機材トラブル2点を解消しようと対策をやってきた。1点目は、USBデバイス(カメラや赤道儀コントロール)のUSB接続部は、ケーブルが動く事で一時的に通信途絶を起こす事があり、赤道儀やカメラは停止してしまう。そのため接続部…

りょうけん座の銀河 M63

この銀河には「ひまわり」の由来となる特徴的な模様があるが、渦巻き銀河の30%はこのタイプだと言うので、そう珍しいものではないらしい。同日に撮影して先に投稿したM88銀河も良く似た感じだ。M63の写真で明るいひまわり部の縁の一角に、煙り棚引いた風の筋…

おとめ座の銀河M88

M88銀河は渦巻腕が沢山あって暗黒帯と星の帯が濃密に渦巻いているので、それが見えるんだろうかと期待したが、残念ながら解像度が低くて片鱗程度にしか写らなかった。またスターバーストの特徴も持っているとWikiにはあったので、銀河腕は青っぽくなるかかと…

へびつかい座Sh2-27とIC4592

へびつかい座のSh2-27とIC4592を撮り始めたのだが、撮り始めて40分過ぎた頃に あらら南空に怪しき雲が・・・・・!! 暫くすると雲は全天に広がって、敢無く撤収となってしまった。画像処理してみると、予定の半分の露光時間だと流石にSh2-27の写りは悪い。Sh2…

うみへび座の銀河NGC3109

この銀河は地球から430万光年と近くにあり、局所銀河群に属しているとあったので撮ってみた。中性水素の量が多い小型の渦巻銀河の特徴があると書いてあったので、もしかしたらHiiの赤色が出るかも? と期待したが、ご覧の通りで何じゃい!! Hαフィルターを使え…

天の川(わし座~へび座辺り)

下の写真はわし座からへび座にかけての天の川で、写真中央から右側にかけて天の川が上に膨らみ、手前には暗黒帯が広がっている様相が分かる。この天の川の膨らみは肉眼で見ても分かるが、右側の暗黒帯で膨らみは途中から見えなくなり、いて座の上の方まで隠…

うしかい座の銀河 NGC5529

この夜は3台体制で臨んだものの、サブ機の15cm反射に使っているカメラに付けたフィルターホイールが動かず使用不能になってしまった。修理に手間がかかるので、サブ機使用は止めることにした。予定していたM88とNGC5054は次回だ。翌日フィルターホイールを外…

しし座の煙ったい銀河 NGC3521

予報通り風が割に強くて鏡筒はユラユラだ。当初の1時間は星飛びを起こして使えない画像が続出してしまった。めげずに撮影続行したものの、何やかやで3時間露光がやっとで効率が悪い( *´艸`)。この煙ったい銀河はバブル銀河とも呼ばれていて、バブルの正体は…

はくちょう座

夜もかなり更けてからやっと天の川が上ってきた。撮影できる高さまで来たところで、あらら!! 南の低空に雲が流れてきて、そのうち東の空全体に薄雲が広がってきて天の川撮影はできなくなった。待つ事1時間でやっと視界は良好になり、50mmレンズではくちょう…

ベランダでM51銀河

前記事のドッグボーン星雲撮影の翌日、またしてもクリアな空だったのでM51銀河を撮影した。ベランダ撮影だとカブリ取りは厄介作業で、ステライメージ8でのセルフフラット補正をやり出してからはかなり楽にはなった。今はPixInsightでの処理になったので、さ…

ふたご座の惑星状星雲NGC2372

10年前、元気村が今より暗かったころ、楽しい天体写真を撮っていた時に、近くで撮影していた人が、「ドッグボーンが撮れたぁー」と歓喜の声が聞こえてきた。後日ドッグボーンってどんなヤツ??と調べてみたら、当時の我が機材では撮影不可能なほど小さいと分…

りょうけん座の銀河NGC4145とNGC4151

写真の左下はNGC4145で割に明るくて撮り易いが、右上のNGC4151は腕が超淡いので、試写では淡い腕がはみ出ているのは分からず、まあいいかで写野を決めた結果、ノーグッドだった。(*'ω'*) 右上の銀河NGC4151は「目玉銀河」と呼ばれていて、確かに目玉風だ。画…

しし座の銀河 NGC3190,3193,3187,3185

写真左の明るい橙色の丸いヤツは星では無く楕円銀河のNGC3193、その右のハンバーガー風の銀河はNGC3190、その上の捩れた銀河はNGC3187、右端のヤツがNGC3185で、この4つでまとめてヒクソン44。実は試写画像を確認したら、よじれた銀河が写っていて「あれ?こ…

やまねこ座の銀河 NGC2683

NGC2683はほぼ真横向きの銀河で、ハッブル撮影の写真だと結構きれいだ。それで撮ってみたのだが、解像感が乏しくて15cm600mm反射では焦点距離が不足の感じで、1000mm鏡筒を使った方が良かったようだ。次回検討してみよう。それと撮影対象が写野中心から結構…

りょうけん座M106銀河

M106銀河の中心部は、渦巻部の暗黒帯と噴き出すような赤色のHiiガスが入り混じってカラフルなので、Hαフィルターも使って撮りたかったものの、今回は時間なしでLRGBのみの撮影となった。画像処理で強調できるかデータを見たが、残念ながらHαガスは写っておら…

おとめ座銀河NGC4517

新品のバッテリを追加して電源が確保できたため、冷却CMOSカメラで同時2台での銀河撮影をやれるようにした。これで銀河がジャンジャン撮れる($・・)/~~~3日前撮影の題材では変てこ星色と赤カプリ背景が目立ったが、この夜撮影のものでは普通の色合いになりホ…

おとめ座NGC4548銀河

前記事のM81,82銀河撮影の夜、風対策で多少スリムな10cm屈折も使って撮影した。しかし風ビュンでガイド星が何処かへ行ってしまうほどで、写野を修正して撮影を続行したが、予定の半分の時間で撮影は止めることにした。画像処理してみると、M81,M82の記事で書…