C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2023-01-01から1年間の記事一覧

いっかくじゅう座 コーン星雲付近

先のガム星雲撮影までに2時間弱あったので、コーン星雲を撮ってみた。画像の左端に青星雲が割合はっきり写っていて、こんな所にOiiiガスがあったのだと初めて知った。RGBでの撮影だと薄っすら過ぎて殆ど写らないので赤一辺倒かと思っていたので、ナロー使っ…

ほ座のガム星雲と超新星残骸

面の木に着いた時には既に-5℃。時折風がビュンと来るので寒い事この上なし。しかし霜は全く降りない。両隣はエンジンを掛けて凌いでいたが、深夜には-7℃まで下がってきた。ガム(GUM)星雲は水平よりちょっと高い程度(南中高度12度)なので、試写した所結構明…

かみのけ座の銀河NGC4450

前記事のNGC3344の後に続けて撮影したもので、寒さは一層きつくなってくるが、鏡筒内外をチェックしても霜は付いていない。なおかつピントズレはもう起きなくなった。こうなると撮影は一層楽になる。PC画面を時折チェックすれば済む。このNGC4450は貧血銀河…

こじし座の銀河NGC3344

キンピカにした鏡筒での遠征ファーストライトはどうなるかワクワクしつつ出かけた。ベランダでのテスト撮影同様に1枚10分露光してはピントすれが無いか確認しつつ行った。結果はベランダテストと同様でピントズレは格段に小さくなり、1時間半以降はピントズ…

IC2118魔女星雲

魔女星雲もシーズンオフになってきた。Mamiyaレンズでの撮影は自動導入でやってきたが、今宵はファインダースコープを使って導入する事にした。南中間際での撮影開始なので、1時間以内に反転で再導入となるので面倒だ。やってみると自動導入に比べて楽な気が…

アルデバランとZTF(C/2022 E3)彗星

写野内にヒアデス星団とコメットさんを入れようと久々にNikkor135mmを使う事にした。ポタ赤にカメラを付けてファインダーから覗くと、ヒアデス星団は西寄りの天頂付近なので骨が折れる。1時間ほど撮影して、ポタ赤を片付け始めた頃から、車が少し増えてきた…

キンピカ鏡筒でのテスト撮影

キンピカ鏡筒では鏡筒の温度変化が緩やかになり、ピント変化が少なくなると期待できるので、早速ベランダでテストしてみた。撮影対象はとも座の惑星状天体NGC2438と星団M46で、5分露光での星像変化を目視確認してピント修正が必要となる迄どのくらいの時間が…

GPD赤道儀の軸受け部グリス交換

GPD赤道儀のDEC側は動きは軽く悪くないが、RA側は以前から重たくそろそろ手入れが要るとは思っていたので、思い切って軸受けのグリス交換を行った。DEC側軸受けもグリス交換するつもりで作業を始めたが、DEC側の軸を固定しているネジが固くて回せない。カニ…

鏡筒キンピカ変身

反射鏡筒の結露防止をドライエア方式で長年通用していたが、先日の低温高湿度では斜鏡も霜でベットリとなり撮影できなくなった。今までドライエアで完璧かと云うと、酷い場合は実際は斜鏡や主鏡は無事でも、鏡筒内壁は露ベッタリとか霜バリバリになった事も…

おおいぬ座 Sh2-308、303、Sh2-310の一部

Sh2-308が既に南中を過ぎての撮影開始となり、2時間弱で林の向こうに消えてしまって予定外の終了となった。Sh2-308は明るく写ったものの、画像左にあるSh2-310の一部は予想外に薄っすらだ。Sh2-308自体の成因は星雲の中心にある星WR6(ウォルフライエ星)から…

おおぐま座 M81,M2と分子雲

良く晴れた金曜夜の元気村の南駐車場へ初めて行った。噂では聞いてはいたが、観望組の皆さんの車で満杯間近の盛況で、ずっとお喋りが続き駐車場はすこぶる賑やかだ。さておおぐま座の分子雲を2時間で撮れるかと言う事で撮影に臨んだのだが、やはり2時間では…

おおぐま座 M101とNGC5474

M101は回転花火銀河の名の通り華やかだ。一方写真下にある小さな銀河NGC5474は、M101の周囲を回る伴銀河だそうで、分類上は矮小渦銀河だと。腕があるようには見えないが、NGC5474を大きく撮った写真見ると、確かに腕の名残がある。 元々は腕があったものの、…

きりん座の不規則銀河 NGC2366

NGC2366はマゼランタイプの銀河でHii領域がありそうだという事で狙った。しかし天候の影響もあり、さんざんな画像になってしまった。撮影を始めた頃は、穏やかな快晴で絶好条件だぁ !!と喜んだものの、2時間過ぎた辺りからそうでもなくなってきた。予報でも…

とも座のマンドリル星雲 Sh2-311 

この星雲の一番明るい所は短時間露光でも写るが、淡い部分はなかなか写ってくれない。今回はL-etxreamフィルターを使って星雲の淡い所も撮ろうとやってみた。L-extreamフィルターはOiiiの色が強くでてなかなか綺麗だ。4時間露光も効いて星雲の淡い部分もまあ…

おおぐま座の銀河M82

夜半過ぎてやっと風は収まり穏やかな空となったが、月の出まで2時間弱となって暗い銀河は無理の為M82を撮る事にした。望遠鏡のファインダースコープでM81らしき光芒は見えたので、久々に眼視導入でM82をカメラ視野に入れる事が出来たのは嬉しい。実は夜半ま…

オリオン座の星雲 Sh2-260

Sh2-260は数本のフィメラント風の構造があって何やら面白そうだ。フィラメントの成因を書いた記事は見当たらないが、ハッブル撮影の写真見ると、恒星風とガスの分布によるものなのだろうかと思わせる。4時間撮ろうと始めたがトラブル続出で2時間ちょいで終わ…

IC434 馬頭星雲 @ベランダ

オリオン座の反射星雲NGC1788をベランダで撮れるかどうかやってみた。光害カットのつもりでQBPフィルターを使った事もあり、流石に反射星雲の一番明るい所が写っただけで、他は背景と区別が付かない。こりゃ無理だわと諦めて馬頭星雲に変更。 そう言えば馬頭…

NGC2170の再処理

次の新月期にNGC2170をCCDカメラかCMOSカメラで撮ろうかと考えてみたが、過去の撮影データを調べてみたら5年前に5時間かけて撮っていた。5年前の処理では冴えない画像だっため、PixInsightを使って再処理してみたところ、やはり仕上がりは全然違って分子雲の…

おおいぬ座Sh2-308ミルクポッド星雲@ペランダ

L-extreamを最近よく使っていて、淡い星雲のOiiiも割に写るのが分かったので、この星雲Sh2-308をベランダでも撮れるかもとやってみた。10分露光で試写した所薄っすらと写っていたので、3時間くらいやれたらと始めた。残念ながら1時間半ほどで曇が広がって敢…

おおぐま座の銀河NGC3079

NGC3079銀河の中心部から外部に向かって、ブラックホールがエネルギー源によるスーパーウィンドと呼ばれる粒子の吹き出しがあるのが特徴だとの記事を見かけて、それが撮れるのか調べてみたら、1000万℃程度のガスの流れで可視光で写るものではないと分かった…