C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

GPD赤道儀の軸受け部グリス交換

GPD赤道儀のDEC側は動きは軽く悪くないが、RA側は以前から重たくそろそろ手入れが要るとは思っていたので、思い切って軸受けのグリス交換を行った。
DEC側軸受けもグリス交換するつもりで作業を始めたが、DEC側の軸を固定しているネジが固くて回せない。カニ目レンチでやってもびくともせず、DEC側はそう問題ではない事もあり今回は諦めた。次にRA側を分解したが、こちらは問題なく分解できた。下の写真はモータカバーを外した所で、次にモータとウォームギヤを外し、軸下端固定ネジを外せばRA軸は取り出すことができる。固定ネジが外せるかどうかヒヤヒヤだったが、外せた!!。ヤレヤレ・・・

RA側軸受け部のグリスは黒く変色したり、焦げ茶色の半固形状態になっていて、これでは動きが悪くなるのも当然だ。パーツクリーナーで軸受け部とウォームギヤ部のグリスを洗い落とし、新しいグリスを塗って交換は完了した。なおウォームギヤ溝部は細い竹べらを使って古いグリスを丁寧にかき出し残らないようにした。このかき出し作業が一番の手間となった。(グリスは基材が2流化モリブデンのもの)
組み立てでは、ギヤ間のギャップは回転がスムーズでかつバックラッシュが少ないように調整したが、撮影してガイド状態を確認しないと分からない。ギヤ回転はムーズなため寒い時のモータ脱調は起こさないと思われるが、こちらも山で確認しないと分からない。