Sh2-263星雲はオリオン座の大きな星雲エンゼルフィッシュの口の先にあるり、反射星雲(vdB38)の青色が華を添える。反射星雲の形を見ると旋回して広がっているようにも見えるが、観測結果を書いたところが見つからずガスの物理過程は分からない。
ところでこの星雲撮影では実際は2時間ほど露光したものの、1.5時間分のデータに補正不能な異常なフラットがあり、全く使い物にならなくなった。そのため異常なフラットのない残り30分露光のデータで処理してみたが、流石に強調すると荒れは目立ってくるものの没にしてまうほど酷くはない、と云う事でUPした。
異常フラットは子午線反転までの1.5時間画像全部に起こり、反転後は異常なしだったため、"何らかの移動"によって差が生じたと云える。12月にも同様なトラブルがあり、車の屋根の反射光かとの推測は間違いだったようだ。原因は突き止めていないので、暇な月あり時期に探求をやらないといけない。
撮影日時 : 2020.01.21 PM21:20～ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji150 + 2korr(ﾚﾃﾞｭｰｻ) (F2.9, 430mm) + Canon KissX6i(HEUIB)
SynScan On GPD + QHY5-ii + PHD1 (APTﾃﾞｨｻﾞﾘﾝｸﾞ)
撮影条件 : ISO3200 5分×6枚 総露光時間30分
・・・撮影は5分×24枚 120分 うち18枚はNG
