C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

しし座の銀河NGC3190他(モノクロ)

しし座のアルギエバの近くに、カメラ写野に4つの特徴のある銀河が並ぶ一画がある。黄土色で明るく輝く楕円銀河NGC3193、その横に合体中の特異銀河NGC3189・3190、そして合体銀河の上に銀河腕がねじ曲がった極銀河NGC3187、そして右端は青っぽい渦巻銀河NGC3185と並ぶ。試写のL画像にはこれらの銀河たちが並び、ワクワク撮影を始めたのだが、カラー画像の撮影に入った途端に雲が広がってきて撮影Stopとなってしまった。下の画像はL画像のみをコンポジットしたもので、色の対比はできないが、見所がいろいろある一画だと分かる。写真中央の銀河は1つに見えるが、これが合体中の銀河でNGC番号が2つあり、Hubble撮影の写真を見ると確かに変な形だ。
先日の夕方晴れそうかもの雲行きになってきて、カラーデータを撮ろうと慌てて準備して段戸山へ出かけた。しかし残念ながら撮影できそうな空にならず、1時間ほど滞在して帰ってきた。カラーデータはいつ撮れることやらの雲行きが続きそうだ。

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撮影日時 : 2020.01.22 AM00:50~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : FC125 (F8,1000mm) + QHY178MMカメラ + Baader LRGBフィルター
          EQ6Pro +ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
                  L : 1Bin 10分×7枚 総露光時間70分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC