C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2018-01-01から1年間の記事一覧

オリオン座Sh2-278

派手なオリオン星雲から少し離れた所にある淡い星雲Sh2-278を昨年は望遠鏡で撮ってみたが、とっても淡い星雲であぶり出しに手こずった。200mmF4レンズなら広角になって星雲色は出易いはずと思ってやってみた。 開始30分過ぎた辺りで東南方向から雲がジワジワ…

85mmレンズでのSh2-171

赤道儀にカメラ+レンズのセットを2組載せて撮影した時のもう一台での写真。 こちらも赤道儀停止で露光は15分なのだが、更に構図ミス。左下のクワガタ星雲が チョン切れてしまった。200mmレンズは試写してチェックしたが、こちらはチェックなし。急いても…

ミスで短時間露光のケフェウス星雲

赤道儀にデジ一眼+カメラレンズの組み合わせを2台乗せて撮影を始めたが、途中でヒーター電源を別のバッテリに繋ぎ直そうとして、間違えて赤道儀の電源ケーブルを外してしまい撮影が頓挫してしまった。この夜はCCDカメラのゲイン/オフセットを間違えてたりと…

QHY9をAPTで使うには

APT(Astro Photography Tool)を使ってQHY9カメラで撮影するにも、ゲインとオフセットがどうにも設定できず困っていたが、やっとできるようになった。他の方も多分同様な目に遭っているのではないか。APTフォーラムで開発者に質問してもズバッとした回答はな…

撮り直しvdB14,15、今度は・・・

雨が上がって西空が晴れてきた。山は薄曇りの予報ながら、こういう時は行ってみないと分からない。予報は外れてこの夜は深夜まで晴れて撮影できた。ただ久々にドバドバの凄い夜露で機材も服もビッショリとなった。 先週撮影したvdB14,15はL画像撮影中に曇っ…

IC1848,IC1805

Sh2-171撮影の後、200mm写野内に収まるIC1848,IC1805にレンズを向けたのだが、撮影開始20分ほどで曇ってきて中断となってしまった。18分ではなぁと画像処理せずにしていたが、改めて画像をチェックした所星雲は結構写っていたので処理してみた。前のSh2-171…

200mmレンズで再びSh2-171

先日タムロンレンズ(SP70-200マクロ)の片ボケ再発で使えなくなったため、古いニコン単焦点200mmを保管庫から出して使ってみた。SP70-200と比べてみようと同じ撮影対象のNGC7822とSh2-171とした。 写野周辺まで星像の歪曲は目立たないものの、赤ハロと明るい…

きりん座 vdB14,15

きりん座にある反射星雲vdB14,15はとても淡くてカラフルに撮れた事がない。先日段戸山牧場で3時間弱撮ったものの、星雲が微かしか写らず惨敗した。月の出もあって早い時間からきりん座を狙ったので、まだ高度が低くて稲武の街明かりが影響したのだろうか。今…

NGC7822とSh2-171

タムロンレンズの片ボケがまたしても酷くなってしまった。8月に使った時はまともだったものの、バッグに入れっぱなしで圧迫でも受けたのかもしれない。今までにない酷さで今回撮った写真はかなりカットしないと見れたものではない。 タムロンSP200はF2.8と明…

露光9分のM27

知人の惑星カメラによるM27撮影の刺激を受け、早速やってみた。 ゲインと露光時間をあれこれ組み合わせ試写し、月明かりと街明かりがあるので、ゲイン60で15秒露光が限界だ。星雲はそこそこ写っていて写真にできそうな気がしたが、この試写画像をステライメ…

天王星・・・

南ベランダからは火星も土星も見えなくなったので、天王星と海王星を見てみようと望遠鏡を向けてみた。天王星は6等星なのですぐ分かったが、海王星は月明かりでの8等星なので分からない。EQ6赤道儀でのSynScanハンドコントローラの天体導入精度は良くないの…

満月1日前

先日の遠征の折、QHY5Pガイドカメラのキャリブレーションで星が全く動かず撮影中止さぜるを得なくなったが、ベランダでテストした所ガイドカメラの不良が再現し故障だと確認できた。QHY5Pは惑星撮影用のカラーカメラとして買ったのだが、ノイズが多く発色も…

ケフェウス座のSh2-132星雲

月齢11.2と明るいが、快晴の一夜で何もしないのは勿体ない。 ケフェウスの対象で撮れるのも今宵が今年は最後だろうと云う事で、Sh2-132に望遠鏡を向けた。Hαでは星雲は写っていたがOⅢやSⅡでは微かだ。写真の下側方向にはOⅢ主体の星雲があるとWeb情報にあった…

高輝度星でのゴーストとAPTのPoint Craft

11月初めに開催される会社の地域開放イベントで、我が天文サークルも作品展示があり、巨星を題材に分担して撮影してきたのだが、巨星撮影で最初につまづいたのは高輝度の星による醜いゴーストの発生だった。 光害カットフィルターが主因だと気づいて、フィル…

ツィーと星雲IC59,IC63

束の間晴れの間に、おうし座とアルデバランを撮影して遠征目的は果たした。今宵の晴れは長続きしない予報だったが、まだ雲は広がっておらず撤収は勿体ないと、カシオペア座のIC59,63星雲を撮った。しかし予報とさして違わず1時間後には雲に覆われてしまって1…

vdB141 ゴースト星雲

ケフェウス座の星雲vdB141がやっと撮れた。この星雲は超淡いので本来なら5時間露光コースなのだが、絶好機の7~8月の新月期は晴れることなくチャンスを逃してしまった。3時間近く撮った所でかなり西寄り低高度となってしまって撮影Stop。 低高度だとフラット…

くじら座の惑星状星雲 NGC246

機材チェックのためベランダでテストしていた時に、何か撮れるものはないかと探してみると、くじら座の惑星状星雲NGC246がほど良い高度にあり撮ってみた。 ただ撮り始めて1時間ちょい後には空いっぱいに雲が広がってしまい、撮影中断となってしまった。露光…

つづいてさんかく座銀河M33

M31の後、そのままM33に望遠鏡を向けて撮影した。EQMODSの天体導入精度は抜群でSynScanはもう使う気がしない。SynScanでは緯度経度の秒単位を無視した分精度なので荒っぽい。ステラナビに繋いで導入しても位置ずれは結構起きて、試写してみないと良いかどう…

M31 アンドロメダ銀河

7日の面の木は、久々の快晴で待ちに待った大勢の撮影の方の車で満杯状態となった。7年前に遠征撮影を始めた頃は、面の木駐車場で撮影する人は数人程度だったものの、ここ数年で撮影や観望に来る人はかなり増えた。家族やカップルでの観望などは殆ど見かけな…

APT(Astro Photograph Tool)での注意点のつづき

慣れないAPTを本番で使ってみて、当てにしていたPoint Craftで失敗してしまった。 試写画像でPoint Craftを使って位置解析をやったものの、60秒過ぎても終わらない。本番撮影では無駄な事をやっている暇はないので、位置解析は中止していつもの撮影ソフトに…

APT(Astro Photograph Tool)での注意点

新月期での撮影にAPTを使ってみようと、先ずはベランダでPoint Craftを確かめてみた。結果は良好で、天空の撮影位置を10秒以下で解析し、指定した座標へは30秒程度で正確に移動した。これは使える!! 日本語マニュアルを読んだりフォーラムのトラブル対策知見…

はくちょう座の中心辺り

望遠鏡と雲台を同時に固定し2台のカメラでの撮影をやってみたが、マウントプレートに望遠鏡とその隣に雲台を固定した方法だと、いざやってみると写野制限が意外ときついと分かった。雲台を継ぎ足せば制限はグっと減るが、鏡筒バランスをやり直さないといけな…

はくちょう座 星雲NGC6914

やっと晴れて張り切って面の木へ出かけた。ところが稲武町から面の木への山道は通行止めとなっていて、県道で行くかとナビで確かめた所、あちこち通行止めで行けるのかどうか怪しい。台風24号でどうにかなってしまったようだ。と云う事で段戸山に行先変更し…

ラセン星雲

どうも月が出ている時に良く晴れるようだ。澄み切った空にまばゆくクッキリのお月様も良い眺めだ。こうした背景が明る過ぎる夜はオフアキガイドで星が見つからない事がよくある。ガイド鏡を使うと鏡筒たわみの影響が出るので1枚当たりの露光時間は長く取れな…

NGC4725ステレオその2

このブログの8/19版でNGC4725銀河のステレオ写真を掲載した。銀河の傾斜や遠近が見える所までだったので、大きな銀河(NGC4725)や下に少し離れて歪な形の銀河NGC4747は平坦で厚みがなく、何だかイマイチ。 と云う事で厚みを付けたり奥行き感を持たせる加工を…

月夜の星雲NGC1499

昨夕久々に地域子供会の観望会が開催できた。うろこ雲が全面に広がっていて、月惑星以外は見れないものの、雲間に木・土・火星と月が並んでいてワクワクだ。大半の親子は惑星や月を望遠鏡で見るのは初めてで、感動の1時間半はあっという間に終わった。 夜も…

遅ればせの月

先週PCが不調になって買い替えたものの、復旧に5日間もかかってしまった。突如ブルースクリーンが起きて修復とシャットダウンの繰り返し。復旧してはまた別要因でブルースクリーンや動作不安定と良くない。あれこれいじるより手っ取り早く新品にしてしまえ…

遠ざかる火星

風穏やかで久々の晴れた夜と言う事でベランダで遠ざかる火星を撮影した。熱さ冷めやらぬベランダでは準備だけでも汗だくとなってしまうので、「いざ参らん!」で 開始 (*´Д`;) 7月末の大接近の火星は、観望しても模様も見えないボケボケ状態で詰まらなかった…

NGC4725 ステレオ

遠征ままならずの天気続きでとうとう新月期も終わってしまった。こんな時にやっておくべきかと、11月初めのイベントで展示する銀河題材のステレオ写真作りをやっているのだが、これがなかなかはかどらない。3D天体写真の展示は4年前からやっていて、来場者へ…

レンズ修理してSh2-126星雲

6月に片ボケのレンズをメーカへ送って修理してもらったのだが、撮影機会が無く修理後の画像確認ができずにいた。やっと修理したレンズを使ってとかげ座Sh2-126を再び撮った。Sh2-126はレンズ修理前の片ボケレンズで6月に撮影し、星像は片ボケと収差で歪みか…