C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2018-01-01から1年間の記事一覧

NGC7331銀河とステファンの五つ子

NGC7331と五つ子銀河をセットで撮ってみたが、五つ子はちーーさい !! (写真やや左にある大きな銀河がNGC7331、5つ子は写真の中央からやや右上のちいさいヤツ) 5つ子のうち4つはコンパクト銀河群でそれぞれが近接していて、すばる望遠鏡で撮影された4つ子の摩…

たて座UY星

超巨星と言えば、さそり座アンタレスやケフェウス座のガーネットスター、オリオン座のベテルギウスとリゲルなどは良く知られているし、見かけも明るいのですぐ分かるが、たて座のUY星は見かけが10等星なので肉眼では見えない。しかし大きさは太陽の1700倍(ベ…

火星大接近で・・・

大接近の火星をマンション知人も参加してベランダ観望した。日中晴天の時はベランダの熱気も強くてとても観望なんてやってられないが、この日は幸いにも日中曇が多かったこともあり観望に耐えうる環境となった。木星は残念ながらベランダからはもう見えない…

月夜でのSh2-119星雲

酷暑の夜はベランダ撮影も汗だくになってやってられない。と言う事で快晴夜の段戸山へ涼みがてら行ってみた。月齢10の月夜ながら天の川は微かに見えていて市街地の空とは流石に違い、湿度も低く気温24℃と快適だ。しかし機材設置を始めてノートPC充電用のアダ…

ポタ赤でSh2-126

先月望遠鏡で狙って中途半端露光で終ったとかげ座のSh2-126を、今度は85mmカメラレンズで撮ってみた。ホントは200mmレンズを使いたかったものの、ポタ赤では流石に無理なので単焦点85mmとしたのだが、Sh2-126は大きな星雲なので85mmでも絵になる。 段戸山か…

はくちょう座Sh2-119星雲

日中は雲が多いものの夕方からじわじわと南側の晴れ間が広がり、深夜になると広く晴れ間が広がる、というパターンが2日ほど続いた。それなら今夜もと20時近くになってから段戸山へ出かけてみた。段戸山上空はまばらな雲が南方向へゆっくりと流れ、北西方向か…

網状星雲(西)~ベランダ

深夜になって晴れ間が広がってきて、撮れるかもとマンションの北側共用通路に機材を設置した。雲の流れが何だか妙で、この近辺以外は厚い雲が流れていた。たまたまの晴れ間なのかと撮影中断の覚悟でいたものの、撮影の間は薄雲通過で済んだ。撮影後の片付け…

ケフェゥス東側の星雲

はくちょうの座東側を撮った後、続いてケフェウス座の北東側からカシオペアとの境界辺りまで入れて撮った。ケフェウスを代表する大きな星雲IC1396やSh2-129を写野に入れるとバブル星雲は入らないため、敢えて2つは外して撮った。 星雲は散在する感じだが、距…

たて座 反射星雲IC1287

たて座の反射星雲IC1287を撮影した。昨年200mmカメラレンズ+デジ一眼で撮った画像ではまあまあ綺麗だと思っていたので、今回は望遠鏡でクローズアップ撮影をやってみたのだが、クローズアップするとどうも余り綺麗じゃない。黒色の暗黒帯が入り混じって背景…

はくちょう座東側

はくちょう座の東側を中心に撮ってみた。東側で目ぼしいのは網状星雲なのだが、目印の北アメリカ星雲を入れたため残念ながら写野に入らない。写真の上の方はサドル周辺に広がる星雲の端っこに当たる。 で東側はと見ると薄っすらと淡い大きな星雲が見える。こ…

とかげ座Sh2-126

はくちょう座の東隣にあるとかげ座の散光星雲Sh2-126はかなり淡いので、当初3時間くらいは露光しようと目論んでいた。Sh2-126が撮れる位置に上って来るまでの間は先回投稿のコートハンガー星団撮影でここまでは順調であったものの、Sh2-126撮影途中でPCの調…

コートハンガー星団NGC6802

深夜でも雲がずっとかかっている予報であったが外れ期待で出かけた。しかし稲武町手前の峠まで来た所で東の空を見ると、どうも怪しい雲がモクモク。Uターンして段戸山へ行き先変更。段戸山は少しちぎれ雲があるが怪しい雲は無く、暫くすると茶臼山方面以外は…

三裂星雲M20 ニワトリ

木星を撮った後、機材を片づけようかと空を見ると薄曇りは消えて晴れてきたではないか。いつまた雲がやって来るか分からないと思いつつ星雲用に機材を変え、撮影時間は余り取れそうにないのでbicolorでやることにした。散光星雲はナローフィルターの2色でカ…

木星

薄曇りながら木星を観望した。薄淡い黄色に見える大赤斑と3本の縞模様にガリレオ衛星のキリッとした輝きが華を添えてうっとりの眺めだ。 惑星カメラで撮影もしてみたが、気流が治まって一瞬縞模様が良く写るのはわずかで、大半はユラユラ・ボヨンボヨンと落…

Sh2-101 チューリップ星雲

深夜近くになって上空には晴れ間が広がったが、遠くに眼をやると東も西も雲があって晴れ間は長く続きそうにない。しかし貴重な晴れ間は勿体ないと慌てて機材を設置して撮影した。晴れ間は長くは続かなかったが2時間の撮影ができた。ナローフィルターなので明…

ケフェウス座 vdB149,150, LDN,etc

前回遠征の面の木でケフェウス座の星雲を狙ったものの、北側の木立が邪魔で撮れずとなったため、今度は段戸山で改めて撮影した。この夜は夜露が酷く撮影が終わって鏡筒内を覗いてみると斜鏡も主鏡も薄っすら曇り始めていた。ドライエアは使えるようにしてあ…

ケフェウス座の銀河NGC6946

ケフェウス座にはNGC銀河が2つあり、そのうちの1つNGC6946は はくちょう座との境界付近で天の川近くなので星々の向こう側に見える。この銀河は"花火銀河"の呼び名があり派手な印象を持つが、残念ながら写真では少しピンクがかっているだけで"花火"の面影はな…

M8,M20と猫の手星雲

ケフェウスの星雲を撮ろうと望遠鏡を向けたものの、未だ林が邪魔で無理だと分かり、しまったなぁ~また今度だ。と言う事で南東側のいて座辺りをウロウロし、M8,M20の定番ペアに猫の手を加えると画角にピッタンコ。 天の川銀河の腕Mapを見てみた。そのMapには…

おとめ座の銀河 NGC4536,4527

春の星座での銀河撮影も終盤になってきた。予報では少し風がありそだったので先日に続いて屈折鏡筒を使ったが、面の木は穏やかでそよ風程度。平日なので撮影に来る人は少ないだろうと思いきや、5月最後の撮影チャンスと言う事で結構な車の台数だった。 この…

片ボケの直ったSP200でIC1396

タムロンレンズSP200(マクロ)の片ボケが酷くなったため、メーカへ送って修理してもらった。約1週間ほどで戻って来たので、早速撮影して確かめようと意気込んで遠征に出かけた。試写してみて片ボケは無く直った!! ここまでは良かったが、以降の本格撮影の方…

いて座IC1274,NGC6559(干潟の隣の猫の手)

いて座干潟星雲の横に薄っすらと写る通称"猫の手星雲"なのだが、この猫の手にはIC番号で3つ、NGC番号でひとつ、Barnard番号でふたつと区分上はひとつになっていない。白っぽい星雲のまとわり着いたヤツがIC1274で、この白っぽい星雲は明るい星に近寄った分子…

おとめ座銀河NGC5363,5364

25cm反射鏡筒は風に弱いので予報で風速2m/sとなっていたらもう出番なし。5月に入って反射の使える夜は無く、屈折鏡筒での撮影となった。できるだけ大き目でそこそこ明るい銀河に絞るものの、鏡筒反転を嫌っておとめ座やりょうけん座の子午線付近の対象に限…

EQDIRECTその2とへび~わし座暗黒帯

先日GPDをEQDIRECT制御で遠征で使ってみたが、目標天体の導入精度が良く使い勝手が良いと感じた。そこでメインの赤道儀のEQ6ProもEQDIRECTでやれるようにと、USB/RS232 (TTL変換,5V)ケーブルに赤道儀へ繋ぐDSubコネクタを付けた。この配線に関して調べた結果…

さそり~へび座の暗黒帯

前半は銀河撮影、後半は天の川の星雲撮影と計画して遠征した。面の木の2つある駐車場のうち南側には数台先着組がいたが、北側は最後まで私の車だけとなった。 この夜は途中の道路でうろつく鹿や狸の姿は無かったが、駐車場で機材を準備している時に、近くの…

Synscanハンドコントローラが蘇った

EQDIRECT用のUSB/シリアルTTL 5V変換のケーブルにRJ45コネクタを付け、ステラナビでEQMODに繋ぎ赤道儀コントロール手順も習得できた。早速遠征で使ってみたが、天体導入精度もよく使い勝手も悪くなくホッとした。 ハンドコントローラのupdate用画面は電源接…

SynScanのハンドコントローラが逝ってしまった

SynscanのFirmwareのバージョンupをやっている途中でupdateが途中で停止してしまい、ウンともスンとも言わなくなってしまった。国内代理店へ聞いてみた所、電圧不安定で基板の素子が破損したのではないかとのこと。そう言えば電源のAC/DCアダプターは数年使…

さそり座IC4592とIC4601

IC4592は綺麗な星雲ながら、画像処理にはホトホト手を焼いた。安物レンズ由来の収差の酷さを少しでも減らそうと、F2.8をF4に絞って撮影のつもりが、設定をミスってF2.8で撮ってしまった。ミスに気づいたのは撮影開始して30分過ぎ。絞りを変えてしまうと薄明…

こぎつね座Sh2-87~90

こきづね座にはSh2天体が9つ登録されているが、NGC番号の付いたSh2-86(NGC6820)も含めて明るいものは無くどれも小さくてマイナーだ。しかしこぎつ座にはM27亜鈴星雲やアステリズム (星を線でつないで意味のある形に見立てること) のひとつであるコートハンガ…

取敢えずのM64銀河

こぎつね座のSh2星雲を撮ろうと機材をセットしたものの、星雲が撮れる高さまで上ってくるまでまだ2時間以上も間があったので、何か撮ろうかとM天体をチェックしてみた。焦点距離528mmでは銀河なぁ・・と思いつつ、M64黒眼銀河が天頂近くにあったので撮ってみ…

へび座の星雲

シャープレスカタログは散光星雲のカタログだと思っていたが、ステラビケータに収録されているデータを見ると散光星雲の他に分子雲も入っている。となるとLBN・ LDN(リンデの明るい星雲と暗い星雲のカタログ)との違いは余り無さそうだが、分子雲でSh2番号を…