C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2019-01-01から1年間の記事一覧

NGC6543(キャッツアイ星雲)

ペルセウス座の小あれい星雲を撮ろうと準備したものの、登ってくるまでに間があったので、練習がてらNGC6543(キャッツアイ星雲)を撮ってみた。この夜は西風が結構吹いていたので10cm屈折を使ったが、小センサーカメラを使っても流石に屈折鏡筒ではトリミング…

Sh2-86(NGC6820)星雲

月明かりも結構まぶしいものの明るめ散光星雲は撮れるので、こぎつね座のSh2-86星雲を狙った。Sh2-86の中心ある星団NGC6823があるので、撮影の際にはカメラ写野の中心に入れるのに楽する。撮影は順調にやれたものの、画像処理ではフラット補正に先日以上に四…

IC1396星雲の中心付近

暑さが収まってからの夜のジョギング中に、東の空から晴れ間が広がってきた。家に戻って暫くすると、雲はすっかりなくなって快晴だ。北側共用通路は昨日と違って日中曇りだったことで壁面は熱くない。早速機材を運んで組み立てたが、今宵は大汗かくことなく…

IC5070星雲

久々にくっきり晴れ間で、半月の明るさの中でもはくちょう座の4等星近くまで見えた。晴れたら、IC5070(ペリカン星雲)の一番明るい所を撮ろうと決めていたので、20時過ぎに北側共用通路での撮影準備を始めた。日当たりのよい通路壁面は結構余熱が残っていて、…

NGC7380 鳳凰星雲

遠征ならずの天気が続いて3ケ月近くになる。今までも夏場の遠征できない天気が多いものの今年は異状だ。夏場6~8月での自分の遠征記録を遡って調べてみた。2015年は現役中なので割り引く必要はあるが、今年はやはり異常だ。 年 2015 2016 2017 2018 2019遠征…

みすがめ座の土星状星雲(NGC7009)

土星状星雲は明るいので短時間露光で試写してもくっきり写る。これで短時間露光で済むと勘違いしてしまった。土星状星雲の視野角は1.7分とあり、先日のNGC6781と視野角サイズは近いが、短時間露光では星雲の中心付近は明るい部分しか写らず、外に広がったガ…

わし座の惑星状星雲NGC6781

ベランダ撮影で狙えるものをあれこれ調べてみると、わし~いるか~や座には惑星状星雲が合計8個もあると分かった。ただどれも小さくて一番大きなわし座のNGC6781でも視野角1.8分と、こぎつね座のM27(アレイ星雲)の1/10くらいしかない。QHY178を使えばアレイ…

遠征空振りとStarNetの使い方再考

晴れ間が出そうなGPV予報に期待を込めていざ山へと出かけたものの、面の木も段戸山も天の川は数分見えて直ぐドン曇りとなり、7月遠征は撮れず仕舞いとなった。それにしても暑いこと!! 夜9時近くになって面の木でTシャツ1枚で寒くない。げに恐ろしや。閑話休…

ブログ引っ越し

ヤフーから引っ越してきました。 いつどこに引っ越そうかと思っていた所、ヤフーから今日「はてなブログ」へ移転できますよのメールが届き、それじゃ「はてな」にしようと決定。引っ越しては見たものの、移転したデータの写真サイズは全部サムネール程度で、…

画像処理し直しSh2-240

台風一過の晴れも来ず恨めしい雲行きが続く。星消しソフトのStarNet++を使って、今年1月に撮ったぎょしゃ座のSh2-240星雲を再度画像処理してみた。 撮影はLRGB+Hαフィルターを使い、前回の画像処理と同様にHα画像を星雲強調用マスクとして使った。(星雲マス…

束の間晴れてM16

新月期に差し掛かってきたものの、梅雨明けが延期になって遠征できそうな夜がやってきそうにない。それでも昨夜は束の間晴れがあり、ベランダからM16星雲を撮ってみた。最初は今年未だ撮っていないM8をと思っていたものの、いざスタートの段になってから雲が…

StarNet++で残った輝星痕の処理方法

StarNet++での輝星痕がどうなるかをやってみた所、確かにそこそこ残っている。これを除去するのはPhotoshopのブラシでもやれるが、CC 2019から登場した「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使った方が綺麗になる。 <元画像> 例題に使った画像は今年1月に撮影…

StarNet++を試す

天体関係のサイトCloudy NightにStarNet++と言う星消しソフトが出ていて、ググってみたら国内でも既にいくつかのプログで紹介されていた。で、このソフトはまさに星雲マスクに邪魔な星をゴソっと消す専門のソフトで、試しにやってみたらPhotoshopで作る星雲…

おおぐま座のLBN

散光星雲なしで分子雲の領域でもLBN・LDNがスッキリ特定できるか怪しいと分かってきたので、淡い分子雲が広がる おおぐま座のM81,M82銀河近傍はどうだろうかと調べてみた。 分子雲が目立つように星々を消してグレーススケールに変換したので、分子雲の形や広…

ステラナビ活用

Rグラフィックで作ったLBN,LDN天体マップを使って写真上のLBN,LDN番号を特定しようとしても、「これかなぁー?」「いやいやこっちかも」となって一向に埒が明かない。それならと写真の上にLBN・LDNのマーカーと番号を表示できそうなステラナビを使って特定で…

Accessを使う

梅雨つづきで暇を持て余し気味なので、Accessを使ったID・パスワード管理ファイルを作ってみた。フリーソフトのものも多数出ているが、元々Excelを使って管理していたので、そのExcelデータをAccessに移植して使うと云う事で、検索・入力などの画面はExcelよ…

NGC7000クローズアップ@ベランダ

夜になって晴れ間が広がってきた。予報や衛星画像見ても晴れてくるとは思えないが、西空に雲がない!! ダメ元で機材を北側の共用通路にセットした。先月遠征でカラーデータが撮れなかったNGC5985銀河をQBPフィルターで何とか撮れないかとやってみた。期待しつ…

アレイ星雲 M27 @ベランダ

久々の晴れ間かと面の木へ出かけたものの、3時間待っても面の木は晴れることなく已む無く撤収となった。途中明川町では良く晴れていたので元気村へ行ってみた所、おぉー晴れ渡っているではないか!! 機材も設置していよいよ撮影開始の直前、ガイドのキャリブ…

惜しい夜

梅雨入り前の貴重な晴れの予報で、面の木は結構な賑わいとなった。夜半には曇るので早々に準備して始めたものの、予想外の不始末で撮影開始が遅れ、更に曇り開始が早まったことで、カメラ3台での撮影はどれも数枚撮って終わってしまった。 まともな写真には…

りゅう座の銀河NGC5905(二本腕),5908(エッジオン)

NGC5905は銀河腕の2本が目立つのが特徴で、今年3月にNGC5907を撮った時にNGC5905の2本の腕ははっきりと写ったので、今回はこの銀河を大きく撮ってみたいと云う事で狙った。しかしトラブルが多くて薄明打ち切りまで粘っても、撮影時間は大幅不足となってしま…

はくちょう~わし座

サドル以南の天の川を撮り終えて、レンズを24mmに交換して次の撮影の準備を始めた時に結構明るい流れ星が視野を横切った。たーまやーー!! もう少し準備が早ければ写ったかもでちょっと損した気分。 話は代わって、先日茶臼山の芝桜を女房と見に行った際に、…

おとめ座の銀河 NGC5850と5846

おとめ座銀河の撮影も今シーズンはこれが最後になった。おとめ座銀河団は天の川銀河に近いので、比較的大きく写る銀河が多い。 写真左の銀河NGC5850の中心の棒状腕ははっきり分かるが、棒状の外側の銀河腕は少し乱れがあるそうだ。2億年前に写真中央の明るい…

遠征でのM17

先日ベランダで撮ったM17を今度は面の木で撮ってみた。このM17に続いてさそり座のNGC6231(エビ星雲)を撮る予定にしていたが、撮影ソフトAPTのトラブルに気づくのが遅くて結局撮れずに終わってしまった。自動撮影でスタートし、気づいたのは1時間近く過ぎてか…

サドルからチューリップ

月の出は2時となっていたが、晴れ夜の機会が少ないので3台体制でやろうと張り切ってでかけた。風は夜半過ぎまで時折ビッと吹いて結構寒かったが、夜露もなくまあまあの撮影日和だ。 しかしメイン機ではPCトラブルとセカンド機での撮影ソフトトラブルで中途半…

荒れ荒れの M17星雲

翌日は弔事で早朝に出かないといけないが、折角の晴れ夜に勿体ない。夏星雲が撮れそうな位置に上ってきた23時半に撮影開始なので、せいぜい1.5時間しか撮れない。BPフィルターを使ってL画像40分、RGBは合計で30分でやってみた。 画像処理してみると、背景の…

QHY178Mでの木星

手持ちの機材では木星細部模様は撮れないものの、QHY178でどうなるかやってみようと撮ってみた。以前惑星撮影に使ったカメラASI120MMのピクセルサイズ3.75μmに対して、QHY178Mは2.4μmと少し小さいので、1.6倍ほど拡大率が上げられる。ASI120での3.2倍がQHY17…

わし座付近

わし座が写野の中心ではあるものの、左側はこぎつね座・や座、右側はへび座・たて座と連なる。わし座には大きな赤い星雲は無く、小さな地味星雲と長焦点大望遠鏡じゃないと写せない惑星状星雲がパラパラとある。 わし座付近はいて-りゅうこつ銀河腕が見えな…

M16とSh2-48

おとめ座銀河5068を撮った後、主砲と同様にレデューサを入れて短焦点化して夏星雲を撮影した。時間的にはさそり座やへびつかい座の星雲が良い高度にあるが、写野に入るのはIC4603くらいだ。この反射星雲は目を閉じてゲボする顔に見えて、どうもクローズアッ…

デカ三裂M20

マゼラン銀河撮影の後まだ薄明開始まで時間があっので、レデューサを付けて焦点距離を短くし、夏星雲M20を撮影してみた。QHY178Mだと写野が狭いのでM20しか撮れるものが無い。M20は明るいので1時間程度の撮影でいけるだろうと始めたが、途中ガイドエラーでNG…

マゼラン渦巻矮小銀河NGC4618

NGC4618を調べたらマゼラン渦巻と出ていて面白そうなので撮ってみた。確かにマゼランぽい。後日調べ直してみた所、このマゼラン渦巻矮小銀河と言う長ったらしい名前は、この銀河の名称ではなく銀河分類名称だと分かった。銀河形態の分類の中で、バルジ(古い…